サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

ずっと真夜中でいいのに。「やきやきヤンキーツアー2〜スナネコ建設の磨き仕上げ〜」@大宮ソニックシティ 24.10.10

2024-10-15 | LIVE













先週の木曜日、ずっと真夜中でいいのに。のライブを大宮で観ました。




 







会場の大宮ソニックシティでライブを観るのは2011年以来13年ぶりだった
正直、
懐かしかった…13年前のブログでは音響を褒めていたけど、
過去の自分が語る通り確かに音響抜群のハコだった
その時は、
結構時間ギリギリだったので
今回は余裕を持って到着して少しだけ成長見せれたかな笑
 ちなみに、
過去の自分によると
埼玉県で初めて来訪したライブ会場らしく
自分の記事で「へ〜」って思う…という正に自分で自分を楽しませる体験をしました
埼玉に初めて訪れたのはそう言えば仕事関係だったのも思い出した
 うむ、
ブログはいいぞぉ・・・?(宣伝)
特に昔の記事を見返すのはかなり楽しいですね
大宮ソニックシティは記憶よりも駅近だったけど、
13年ぶりに来れた=その間生きて来れた、という事なので
色々噛み締めながらの参加でございました
ちなみに、
前回はチャットモンチーのライブでここに来てたんですね。


ずとまよのライブを観るのは
Kアリーナ横浜以来約半年ぶりでした
今回のツアーは今月下旬に発売する新譜のツアーでもあると思うので、
豊かな新曲群と共に今までのキラーチューンもたっぷり披露する〜という最高の内容でしたね
ずとまよのライブは今までデカ箱でしか観たこと無かったので、
ホールで観れたのも臨場感強めで楽しかった
ずとまよのライブは、
いつも夢の中の世界にいるみたいで本当一種の総合芸術なんです
よね
あらゆる意味で唯一無二なので興味がある方は一度体験して見てほしい

尚、
ツアー序盤のレポですので、
セトリのネタバレ等には注意です
勿論、
ステージの写真は載せませんので。














電子チケットでも、こういうの出るから良いよね。



ずとまよマート。



ずとマロッシュ!





ずとまよの人気は年々高まってる気がする
今回のツアー、一応ずとまよプレミアムという
ファンクラブに入会していてその先行で申し込んだのに
関東の公演はほとんど外れてしまった
辛うじて、
この日ともう1箇所取れたけど、
例えば千葉公演は取れなかったのが千葉県民としては結構悔しかったり笑
 でも、
観れるだけ幸福ですし
千葉の公演はローカル色強い気がするけど
埼玉はとことん盛り上がる系のライブが多い気がするので
埼玉で観るライブも大好きだからこれはこれで良くもあった気もする。
上手く言葉では表せないけど、関東でも場所によってフィーリング違うからね。

やきやきヤンキーツアーのタイトルが示す通り、
メンバー全員がヤンキーのコスプレをして登場
前のライブでは中華がコンセプトだったので
ライブ中にクッキングのシーンを挿入してたり毎回コンセプチュアルな演出なのがずとまよの特徴でもある
初手は「JK BOMBER」、
時折パンキッシュになったりする緩急が面白い
最初の、
「でぁーられったっんとぇん」みたいな呪文的な詠唱が楽しかった「こんなこと騒動」
サビで「こんな自分に負けたくないのに」と早速エモーショナルな歌唱に胸を熱くする
頑張れって言葉を使わず聴き手のガッツを高める手法としては秀逸な歌詞だと思う
アウトロのイリュージョンみたいな演奏がまた恍惚的だった。


「ヒューマノイド」では90年代前半のJ-ROCKみたいなギターソロを聴かせたり、
大好きな「馴れ合いサーブ」ではオールディーズのロックをオマージュしたギターフレーズを取り入れたりと
ヤンキーというコンセプトに従っているアレンジがまた面白かった
「馴れ合いサーブ」の歌詞はスカッとするし、
早くもヘドバンで応える管理人
「愛愛」のシンガロングも楽しかった!

「爆速注意」の表示が出て、
音源以上に「嫌」とけだるく放ってから始まった「残機」
聴き手に対するファイトソングとして機能しているこの曲はやはりライブで聴くと超アガる
底抜けに明るい声で放った「夜はきもちー!」というボーカルと
「くだらないことで笑いたかった」という歌詞が聴いてて胸に沁みた
 MCでは、
「コロナ禍で中止になったツアーが帰って来たよ。」
「今日はいつも以上に爆走して行くんでついて来れる方はついて来て下さい。」
と語り
代表曲であり
管理人も初めて聴いたずとまよの曲である「秒針を噛む」
この曲はいつ聴いても美しいサビメロとピアノの音色の融合が堪らない
しゃもじによるクラップ、シンガロング、その中で「忘れたい」というフレーズが切なかったり
色々感じるものだらけの中、最後のレイラ〜からのスキャットがまた美しくて良かった。
それにしてもACAねさんの声は綺麗さと声量を両方兼ね備えた絶妙な声質だなと。



アルバム「沈香学」は去年の個人的ベストアルバムの同率1位の名盤でしたが、
そこからまだライブで聴けてなかった「ばかじゃないのに」を演奏してくれました
これが、
またものっそい良かった。。
まず、
サビの歌声が良すぎた。
裏声を駆使した伸びやかなボーカリゼイション
惚れ惚れする歌唱力に心酔しつつ、滑らかなメロディ自体も気持ち良い
それに、
「言っとけばいいのに ばかじゃないのに」って
ストレートなフレーズが滅茶苦茶胸に沁みた

ずとまよの歌詞は難解とか言われるけど
個人的にはそんな事無いと思う
その上質なポップスっぷりは決して今の音楽ファンだけに受け入れられる様な狭いものではないだろう
「沈香学」の曲が生コンプリートに近づいた〜という意味合いでも嬉しい選曲だった。
 
ここでMC
うろ覚えだけど、
「集団でいると誰かに合わせなきゃいけなかったり」
「無理して頑張っちゃったり」
←ニュアンス
そして、
「孤独が無いことの方が危険」
頷ける様な発言をした後、新曲「クズリ念」
うろ覚えだけど、「孤独じゃなきゃ眠れない」
「みんなが良いと思うもの」
みたいなフレーズがあった気がする
後者に関しては、
「そこ」に入れないはみだし者の心境が歌われていた気がした。
そしてACAねさんのアコギの音色がまた凄く良かったなぁ。

埼玉にちなんで、
秩父のみそポテトチップスを食べた。というACAねさん
ここで日替わりメニューとして寸劇を交えて「繰り返す収穫」を牧歌的に披露
オープンリールの方に自分の役をやらせてたんですけど、
女声を真似した声がミ●キーにしか聞こえなかった・・・笑
「食べるために紡ぐ場所」というフレーズが生活に根差していて素敵だった。



ここから、
一気にラストスパートへ駆け抜ける。
まずは、夏の終わりに出たばかりの新曲「海馬成長痛」を披露
最初のビョーンって音の再現と個性的なラップの生歌唱が心地良かった
そして、
この曲のサビは最高だった。

この間発表したばかりとは思えないレベルの盛り上がり
サイコーに踊れる仕上がりだったのだが、
特筆すべきはその歌詞
「冴えないリズムで踊り明かすからね」
「誰が僕をわかった気になれんのかね」
というフレーズ
これが非常にアガった
底辺でも冴えなくてもネガティヴでも
今この瞬間だけは誰よりも楽しく踊れる、踊っていける
そんな事を彷彿しながら踊り狂う時間は心から気持ち良いものだった。
ある意味、
パンクス的な思想ではある
そしてロック的な思想でも…
これぞライブの醍醐味が詰まった一幕に思えて
また一つ強力な武器を手に入れたな〜とか感じました
最後の方にはヘドバンまでしてトリップ状態になってたりあの狂騒感大好きですね。    

そこから、
お祭り風のビートにアレンジされた「彷徨い酔い温度」
「ヤンキーヤンキーだ!」の会場全体のシンガロングもすげぇ楽しかった「お勉強しといてよ」
この曲は一年振りにライブで聴いたけど、音源よりも生歌のがあでやかに感じるな〜とか思った
流麗なピアノソロに切実さを感じられるサビの歌詞…この曲も実に最高でした。
 ここで、
もう一つ発表されている新曲である「TAIDADA」も披露。
「自分を奮い立たせる様な曲を作りました」
「(そんな)新曲演ってもいい!?」
とハイテンションで語りかけてのスタートでした
これがまた、すっげぇ良かった。
えぐめのベースライン、
「失って気づくの寒いじゃん」という確信を突くフレーズ
何より、
サビの「ちゃんとせい!」の部分が最高に気持ち良かったですね
ライブだとあそこでジャンプしてた記憶があるんですけど
それ込みで兎角問答無用で楽し過ぎたイメージ
この曲も、
先日配信リリースになったばかりなのに
何年も演ってきた定番曲ばりに盛り上がっててそれも感動的でした
ACAねさんのクネクネしてる様な動きも面白かったし、この曲と「海馬成長痛」は
今後のツアー及びライブに於ける起爆剤になって行きそうな予感もした。

ダンスダンス!とハイテンションで歌唱した「あいつら全員同窓会」
「嫌味に費やすほど 人生長くないの」
「誰を批判しなくたって 発散出来る言葉 探してる」

この日は演奏よりもそういう突き刺さる歌詞のが印象的だったかもしれない
それと、
「身勝手な僕でいい」ってフレーズもまた聴いてて背中押された気がした。
みんなが作った"空気"という渦に無理矢理入る必要はない…そんな風に捉えました。


「勘冴えて悔しいわ」の時、
ACAねさんが大声で「行けんのーーー!?」と煽ったんですが
そのヤンキー風の煽り声があまりに可愛すぎてヤバかった
ですね笑
ちょっと衝撃的なまでの可愛さでした
その後の
「とぅるとぅるっとぅ」という口ずさみと共に奏でられた流れるビートも最高に気持ち良かった
ギターのカッティング、アンサンブルの迫力、サビでは語尾に「わ」を何度も重ねる語感の楽しさ等、
この曲も一年振りに聴けてとっても嬉しかったなぁ
イントロだけで音楽的オルガスム感じましたね。
最後の「イェイイェイイェイイェイ」もノリノリだった。歌詞だと遺影だけど。
 MCで
「頑張れない時は頑張らなくて良い」そして
ここ超うろ覚えなんですが、
自分の無理して作った良い部分の見せつけあいの戦いはしんどいとか
そんな風な事を語ってた気がする
最後に、
「本当にいつもありがとう。」
「完成しない研磨を続けてゆきます。」

熱い言葉を放ってから「ミラーチューン」にて本編は終了。
小気味良いギターのカッティングは生で聴くとより気持ち良い
そして、
曲紹介の時に「ミラミラミラーチューン!」とハイテンションで放ってたACAねさんも良かった
ライブだと弾けまくってるのがまた人間味あって良いですよね。
更に
この曲の時にミラーボール回り出したんですが、
めっちゃ高速で回転してる上にピンクの照明がすっごく綺麗だった
ずとまよの演出チームはほんと半端ないな!と深々と感じつつ
「君がいなきゃ はじまんない
 繋ぐぜ 笑っとく」と
ファンに向けてのメッセージソングの様な内容
に益々聴き手のテンションも上がる
「好きになってもらいたいしーっ」の良い意味で軽いノリの歌唱がまた良かった
「ミラーチューンっ!」と最後までノリノリで歌い切ってライブは終了
改めて、
締めの一曲には相応しい曲だなぁ、としみじみ。
ただ、勿論アンコールも敢行してくれました!

「アンコールありがとう。」
「(このライブを)何度も思い返す」
「暗くたって熱く過ごしてゆきます」

みたいな事を語り、
再び
「やれんのーっ!!」と観客を煽ってからの「嘘じゃない」でした
この日のこの曲は、ライブそのものを歌った曲にも聴こえてやたらエモーショナルに感じてしまった
各々のソロもあって楽しかったし、演奏が終わった後ビジョンに「永遠深夜」と表示されるのも胸熱でしたね
その高揚感を活かして「正義」を熱唱、
最後には「勘ぐれい」をスナネコバージョンでいかちい感じで披露して真のエンディングでした
「天上天下真夜中独尊」というワードも面白かったし、
最後の去り際が
ACAねさん釘バット所持してバイクに乗ってステージを去って行く〜という
昭和のヤンキーバンドかよ!って感じの演出でそれもコミカルで楽しかったですね
その際のセリフは
「(私は)楽しかった・・・(観客に)楽しかった?」と問いかけ、
観客が拍手等でレスポンス
その返事が「良いと思うよ。」というものでした
曲数も相変わらず20曲オーバーの盛り盛りでしたし、
音楽と建設の親和性も案外高くてそのマッチングセンスにも感銘を受けた一夜でございました。
ありがとうございました!













1.JK BOMBER
2.こんなこと騒動
3.ヒューマノイド
4.はゔぁ
5.馴れ合いサーブ
6.残機
7.秒針を噛む
8.ばかじゃないのに
9.クズリ念
10.繰り返す収穫
11.海馬成長痛
12.彷徨い酔い温度
13.お勉強しといてよ
14.TAIDADA
15.あいつら全員同窓会
16.勘冴えて悔しいわ
17.ミラーチューン

18.虚仮にしてくれ
19.嘘じゃない
20.正義
21.勘ぐれい














購入したグッズ。
Tシャツはプレミア会員限定のものを購入してみた。



という訳で、
最高過ぎたやきやきヤンキーツアー2のレポでした
ずとまよ好きの方、是非よろしくお願いします何卒何卒。。
 で、
アンコールで「虚仮にしてくれ」って純朴なポップス風味の新曲も演奏してたんですが、
その曲も入ったミニアルバム「虚仮の一念海馬に託す」という作品が10月23日に発売されます
その週にはセブンイレブンでコラボカップ麺も発売と一気にずとまよウェーブが来る予感がしますね
って言うか、
今書いてて気付いたんだけど、
そのミニアルバムの曲は全曲もうライブで聴けたんだなぁ。

その後、
今ツアーが終わった後には
初めてかな?アリーナツアーの開催も決定してますし、
まだまだずとまよの熱がずっと続きそうですね
個人的に、
サブスクも良いけど
フィジカルのが音が良い様に感じるので
CDで「海馬成長痛」聴くのとかむっちゃ楽しみですよ。
取り敢えずアリーナツアーは千葉公演は絶対抑えたい、リベンジしたい!!