
先週の土曜日、モノブライトのライブを新代田で観ました。
モノブライトとは、
00年代後半にメジャーデビューして
10年代後半に活動休止したロックバンドでした。
当時は、
ダンスロックがトレンドだったので
その流れを汲みつつオルタナや歌謡曲の要素もありつつ…みたいなバンドだったかな
もう20年代も気付けば半ばなんで(!)俗に言う"邦ロック"とか好きな方々でも
知らない人も多いかもしれない
管理人的にはもうそういうジャンルで音楽を聴く事自体辞めてしまったけど。
ただ、
実績としては
シングルがオリコンTOP10入り、
ミュージックステーションへの出演、
それから野音ワンマン、Zeppでのワンマン・・・等
間違いなくあの当時の人気バンドの一つではございました
と言うか、
自分もブログで結構推してましたね
あの頃はXではなくブログのが強かったので、
ガンガン書いてましたね
特に、「ADVENTURE」〜「ACME」辺りが一番ハマってて
よくライブにも通ってました・・・本人たちが言っていた通りマジで「同窓会」でしたね。
正直言うと、
解散した訳ではないのだから、
こんなにやらないとは思って無かったです
同期のFoZZtoneとかも解散したバンドより再始動遅いじゃん!とか内心思ってます
そう考えると、
活動休止のが逆に足踏みするもんなのかなぁ。と思ったりしなくもない
個人的にも実に9年ぶりのモノブライトのライブ鑑賞でした
チケットも本当取るの大変だった
ヒット曲あって
Mステまで出たバンドなんだから、
次はもっと大きなハコでお願いします!!とか、
無責任な事言ってみる(笑)。
では、
久々にモノブライトの記事行きます。
お馴染みの「S.G.S」のSEが鳴り響き、
桃野さんが「新代田ー!」と叫ぶ中
「20th Century Lover’s Orchestra」からライブはスタート。
聴き手のツボを押す様なサビメロやっぱり好きだな〜と感じつつ、
そこから「歌舞いた魚ディスコ」に雪崩れ込む。
ツインギターの絡みが格好良く感じる中、
絶妙なメロディと
踊れるリズム、
「ああ、これぞモノブライトだ。」という感覚を客側に染み込ませていく
この曲では松下さんのギターも火を吹いていて攻めまくりなそのフレーズにも興奮しました
やっぱりモノブライトは松下さんのギターあってこそ…ですよね。
更に、
オールディーズ感もある「学校」でロックなムードに会場を染める
ここまで1stの1〜3曲目を順番に演ってるだけなのは意図的なものなんでしょうね
その流れもあって、
バキバキのロックアンセム「未完成ライオット」を投下
キレッキレのギターリフがむっちゃ格好良い中で
「安心ワードはいらない」と反骨精神も露わにしてそれもまた鮮烈でした
音源で聴くよりもギターの音色が煌めいていて、
松下さんのギターソロの響き方にウットリもしました
「おはようございます、モノブライトです!」
「(モノブライトの事を)忘れてないもんなんですね。」と桃野さんしみじみ語る
コーラスワークも気持ち良かった「ヒーローヤング」
この曲、
今聴くと
昔大好きだったものに興味を失くしていく様を描いてる曲だと思って
若干の物寂しさを感じたりしてそれも今ならではの受け取り方かな〜と。
そして、
昔からの人気曲「デイドリームネイション」、
サビの爽やかで聴き心地の良いメロディに心酔しつつ、
ブレイクのスペイシー感やリズム隊のダンサブルな演奏にも夢中になった一曲でした。
ここで、
最高のディスコチューン「頭の中のSOS」を披露
当時は、こういうダンスロックは珍しく無かったけど、
今は逆にこういうダンスロック中々聴かないので
すごく新鮮だった
やっぱり続ける事が個性になっていくのかもしれない。
ピンクのミラーボールは綺麗だったし、
ループするフレーズも気持ち良かった
何より、
「悲しくたって 踊るダンスミュージック」って歌詞が
聴いてて身体で反応していて特にグッと来るポイントでした
刹那的な快楽かもしれない
でも、
その記憶が永遠に変わっていく。
結果的には血となり肉となり日々を生きる活力になっていく…という。
ここで、
ハイパーなロックナンバー「英雄ノヴァ」キター!
望み通り大好きな「ADVENTURE」の曲が来てニッコリ
やっぱり10年代のモノブライトも最高でしょ。
アグレッシブに刻むビート、
その中で
「能天気なお前は本当は怒りまくってんだろ それが出ないと世界は終わりだ」
そんなフレーズに個人的に勇気を貰ったりもしました
観客を煽る桃野さん、お馴染みの変顔もかまし、
正に全開、
フルスロットルで駆け抜けるロックンロールに痺れた瞬間でした
文字通り転がって奏でてる様でそこにもグッと来ましたね。
MCで他のメンバーも元気に喋りつつ、
桃野さん「リラックスして聴ける曲を…」と前置きして
丁寧なメロディが心地良い「魔法のライター」
それと、
昔からサビメロが大好きだった「The2」は
切なさを残しつつ、松下さんのコーラスがまた胸に来ましたね
モノブライトは桃野さんが中心のバンドでしたけど、
やっぱりこのメンバーだからこそ生まれるものも大きかったと思う
昔、
野音で聴いて衝撃を受けた男くさいロックナンバー「孤独の太陽」
まるでサムライの様な雰囲気に圧倒されつつ、
渋さ全開のイントロや
ラストの咆哮がまた物悲しくて実にサイコーでした
今振り返ると、
09年くらいに受けた感覚を
25年に味わえてる〜というのは幸福な事だったのかもしれない。
そりゃ管理人もアラフォーになるわ。ギリ30代だけど。
ここで、
モノブライト最大のヒット曲「アナタMAGIC」
やっぱりヒット曲特有のスケール感は絶対にあると思う
当時はまだヒットチャートに価値のあった時代だからね。
サビメロ聴いてると、
そりゃ売れるわ。って思うもん
同時に、
ジャンプしながら
「キラキラしたいよ」ってフレーズ聴いてたら
思わず泣きそうになったりもした。
正直、
この曲が出てあと数年で20年なのに未だにキラキラしてないし笑
でも、歌にはそういう祈りあってこそだから、よりグッと来るんだろうな。
管理人の青春と言えばナンバガ、イースタン、そしてブッチャーズ辺りになるんだけど、
この曲をライブで聴いてその一体感に感動した思い出も蘇って来て、
モノブライトは、
ブロガー時代の第二の青春だったんだな・・・と感じたりもしました。
今聴いてる歌手やバンドもいつか第三、第四の青春になっていくんだろうな。
ライブもいよいよクライマックス!
桃野さんの「水飲む!」
久々に見れるの楽しみにしてたけど、
もう40代だから封印したらしい笑
ここで、
大好きな「空中YOU WAY」が投下!!
待ってたよ〜
ここまで初期の曲が中心だったから後期の曲は演らないのかと思ってた
個人的に後期も大好きな曲がいっぱいあるのでこれは嬉しかった
性急なリズムに乗せて、
「えらやっちゃ!」とフリもついてて
盆踊りの如く盛り上がるフロア、
この日は土曜の夜だったので
正に"サタデーナイト"
サビでジャンプしたりポーズ決めたり本当に楽しかった
攻め攻めのギターリフ、「夜の最前線」というフレーズ、揺れるフロア…
そのどれもが自分のテンションを上げてくれるものでとても尊い瞬間でした
「ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!」と観客の合いの手も心地良く爆上がりした鉄板曲「踊る脳」、
フロアのモッシュも半端ではなく一気にキッズの雰囲気が覆いました
管理人はチケ番号ケツの方だったんで眺めてるだけだったけど。
この曲は、
男子なら分かる、
性欲に関しての切実なフレーズが昔から大好きで
まあモノブライトの客層は正直女性の方が多いんだけど
男子には是非聴いて欲しい…性欲が先立っても愛が嘘って事は無いんだ。という。
改めて聴くと、
流れる様なサビメロがすげぇ気持ち良いなぁ。
そんな風に感じた「JOY JOY エクスペリエンス」にて本編は終了
みんなでジャンプして最高の一体感を生んで幕引きでございました
が、
勿論アンコールも敢行。
まずは、
J-POP的な良さに満ちた冬の一曲「冬、今日、タワー」
桃野さんの優しさを際立たせた歌も素敵でした
MCでは、
メンバー各々今後も続けていく意欲を表明
特に松下さんは「あの曲もこの曲もやりたいよね。」と言ってて、
この日大好きな「ACME」の曲を一曲も演らなかったので、
「ACME」大好きな自分の為にも是非またやって欲しいな、と笑
ギンギンなギターフレーズにも刺激を受けた「WARP」、
クールなサビメロにも気持ち良さを覚えつつ、
最後の最後はやっぱりこの曲
名曲「あの透明感と少年」でフィナーレでした
キラッキラのギターリフ、
それに相反する肉欲に塗れたサビのフレーズ、
それが生む大人の苦味ある切なさ・・・とっても胸に沁みました
でも。
どことなく青春の要素もあって
改めて素敵な一曲だな。と強く感じつつ、
またこういう機会を与えてくれたメンバーに深く感謝した夜だったのでした。
ありがとうございました!!!
1.20th Century Lover’s Orchestra
2.歌舞いた魚ディスコ
3.学校
4.未完成ライオット
5.ヒーローヤング
6.デイドリームネイション
7.頭の中のSOS
8.英雄ノヴァ
9.魔法のライター
10.The2
11.孤独の太陽
12.アナタMAGIC
13.空中YOU WAY
14.踊る脳
15.JOY JOY エクスペリエンス
16.冬、今日、タワー
17.WARP
18.あの透明感と少年

今回は聴けなかったけど、
「DANCING BABE」「踊りませんか」「夜明けのバル」「DEEP TRICK」
「感情GUN,薄情DIE」「OYOVIDENAI」など、
かつてライブの場で聴いて感動した曲たちにもまた再会したいですね
でも、
結局は、
どの曲聴いても楽しかったんですけどね笑
今回、
9年ぶりに参加してみて、
改めてあの頃はモノブライトに心酔してたんだなぁ・・・ってしみじみ感じました。
次はまた数年空けて〜ってのはとっても寂しいので、
近い内に再び参加出来る事を祈ってます。