私は・・・。
人が自信を失くす時ってどんな時だと思います?
それはずばり、「他人と比べた時」なんですよね
たえちゃんはともかく、愛ちゃんも純子も、サキちゃんもリリィにもれっきとした“過去”と技能がある
ゆうぎり姉さんだってそう、本当に「何も無い。」って言えるのはぶっちゃけさくらだけなんです
恩人も、ファンも、プライドも、友人も、培ってきたものも何も無い
あるのは、確かなようで不確かな件の感覚・・・
正直さくらが焦ってしまうのもしょうがないと思う。とにかく、彼女は自分にも“何か”が欲しかったんでしょうね。
誰よりも劣っているさくらだから、
気持ちは焦り、生き急ぎ、頑張りすぎなほど頑張ってしまう
いや、っていうか、むしろ「頑張ってること」を免罪符にしそうなくらい本当は追い詰められてたんだと思う
早く、みんなみたいになりたい、
早く、自分にも揺ぎ無い“何か”が欲しい・・・
それはある種人として当たり前の感情でもありますよね
でも、それって「個人の努力」であって、「みんなの調和」では決してないんですよね。
巽さんはさくらをクールダウンさせる意味合いもあったんでしょうけど、
一番は「チームワーク」を教えたかったんだと思う。
みんなが各々の技量を持ち寄って美しく生活している中で、
さくらだけが違うことをずっと考えている・・・それはチームの為のようであって、
「自分は頑張った。」という免罪符が欲しかっただけのようにも(振り返れば)映ってしまう。
でも、本当に大切なことってそうじゃない。
練習の中で生き急いで自分を見失うよりも、
各々の意見を持ち寄って、各々の技量を合わせて、共に歩んで成長していく・・・それがグループの醍醐味だと思う
そういう意味では、みんなと力を合わせて波長を合わせてチームワークを学んでいたみんなのがよっぽど真面目だった、と言える。
ただ、
さくらにはやっぱり未だに「何も無い」。
そういう心境に陥ってしまうのも仕方のないこと
だけど、動いているのは、頑張ってるのは、自分だけじゃない。
それに気付いた時・・・さくらはまた一つ成長出来たのだと思う
完璧なパフォーマンスをしたいのは皆同じ、
でも、イコール「個人技を上げていく」って事ではないですよね?
それだったら、一人でアイドル活動をすればいいだけの話で。
そうではなく、
お互いの短所を補って、
お互いの長所を高めあって・・・それでこそ、“本当のグループ”ですし、
本当の意味で「フランシュシュ」たり得るんだと。。そう感じる事の出来たこれまた実のあるお話だったと思います
誰にだって焦りも、不安も、間違ってしまうこともある
だけど、そこで意地を張るのではなく、過ちを認めてやり直せるのもまた人ですから。ゾンビだけど。
でも、ゾンビなら尚更ですよね。焦らず、慌てず、「自分だけの道」を切り開いていって欲しいですね。
かと、思ったら衝撃的なオチが。。
これはまさかの記憶喪失?
10話までの経験値リセット?
だったら・・・ライブはどうなる?!
色々な意味で気になりますが、さくらの「本気」を信じたいと思います。押忍。
ところで、
こういう漫画的演出すっごく良いですね!
これぞ正に「テレビまんが」ですよね(笑)。
遊び心ある演出やネタも多くて勿論コメディとしても冴えていたお話でしたね。
あと数話で終わるとか・・・正直信じたくないですね笑
いよいよ物語も佳境です!