10月の26日に久宝留理子と平松愛理と種ともこのスリーマンを観ました。
会場は心斎橋SUNHALL。
大阪でライブを観るのは12年ぶりだった。
昔からブログ読んでくれてる方なら分かるでしょうが、
管理人は意外と関西でライブとか観ているんですよね。
神戸の月世界とかも行ったし…
ここ近年は、
ゲームとかの遠征が多かったけど、
ライブを観に関西に遠征するのはかなり久方ぶりだったので新鮮でした
ちなみに、その前に色々吟味し過ぎて会場時間ギリギリでかなり焦りましたね笑
やっぱり土地勘ないとこは回りたくなっちゃうので・・・
それでも、
ちゃんと番号順に入場出来たのも良い思い出ですね〜 自分はこういうの多いけどね。
このライブは夏に久宝留理子さんのワンマンに参加した時に告知されていて、
正直行きたくなってしまったというか。
また、
メンツが素晴らしかったですね
最近90年代前半の音楽をよく聴いているので
久宝留理子と平松愛理っていうね…同じ時代を生き抜いた盟友同士って感じがしてヨイ
種ともこさんも勿論存在は知ってたので実際のパフォーマンスを観るのがとても楽しみでした
自分の中ではタイムリーな組み合わせだった〜という話ですね
心斎橋SUNHALLは初めて参ったんですが、
とても綺麗で
尚且つステージが広くて見やすい
着いた瞬間にテンションがあがる感じのハコでございました
無料でリニューアル10周年記念ポスターが貰えたのも良い記念になり感謝でした。。
格好良いライブハウスだった。
繁華街の真ん中にあるので、終わった後もお店巡り出来る。
リニューアル10周年おめでとうございます。
今年も何気にアニバーサリーに居合わせる率高いな〜。
●種ともこ
初めて観る。
昔ミュージックステーションとかに出てた事は知ってるけど、
詳しいという程でもない・・・が、良かったです
この日唯一完全なソロで
キーボードによる弾き語り中心でした
なお、種さんはライブ自体が3年半ぶり?らしく、
さりげに貴重な現場に居合わせたっぽい。
歌が純粋に上手くて、
声も若々しい感じがして良かった
これはお世辞とかじゃなく本当に思ったんですけど。
ナチュラルな印象の持ち歌も心地良かったし、
友達だったというKANさんの「50年後も」という曲のカバー、
それと、
躍動感たっぷりだったキャンディーズの「年下の男の子」のカバーも素晴らしかった
ちゃんと歌う部分と崩してライブ感出す部分とのバランスが絶妙で
「年下の男の子ぉ〜!!」と原曲よりもファンキーに歌唱している様が実に痛快で愉しかった。
MCで「京都出身ですけど、修学旅行的な京都ではなく、ガラの悪い関西みたいな・・・」と
自虐ネタを入れてくるのも面白かった
そこから披露された「It Must Be Love」という曲がまた良かった
確か作曲初期に作ったとか言ってた記憶があるけど、それにしては完成度の高い曲だなぁ、と
美しいメロディに、どんどん高まっていくテンションとの調和が心地良かった、し、
歌詞の中で「元気だしてともこよ
泣くのはやめなさい
いつかきっとうまくゆくから」みたいなフレーズがあって
それに加えて「カモン私 ヘイ!」みたいなシャウトもあった気がする
自分で自分を鼓舞する様な楽曲でこれもまた印象に残りましたね 素敵な曲だった。
最後の「そんな顔してないで外に出ようよ。」と歌う曲がまた良かった
アップテンポでナチュラルなメロディでパワフルで…とこの年代の音楽的長所が出まくっていた様な曲でした
ポップな曲多めでカバー曲も織り交ぜ・・・と初見にも入り込みやすいセトリだったんではないでしょうか
この日限りではなく、今後も聴きたいなぁ、と思えるステージでございました。
ちなみに、種さんが最後呼び掛けてた通りワタクシ選挙にもきっちり行きましたよ笑
●平松愛理
整理番号が早めだったのでそこそこ前で観れた。
1.Single is Best!?
2.素敵なルネッサンス
3.戻れない道
4.部屋とYシャツと私
5.もう笑うしかない
6.La La Smile
こちらも初めて観た。
勿論子供の頃から知ってはいたし、
実際CDもいくつか所有しているので
かなり楽しみにしてました。
大阪でのライブは3年半ぶりらしく、
だからなのか初心者にも優しいシングル曲中心のセトリになっていて、
殆ど知ってる曲だからかなりのめり込めた感はありましたね。
まず、
初っ端から「Single is Best!?」という選曲に痺れた
真剣な顔つきで淡々と、しかし熱量も高く演奏する様は格好良かった
実は今年よく聴いてる曲の一つだったりするのでその点でもタイムリーでしたね。
生歌に関しては、
相当上手かったですよ
元来の上手さに加えて今ならではの技術が加わってるカンジ…
特に、ビブラートが綺麗でいちいち聴き入っている自分がいましたね
また、
この曲はディンドディンドディンドディンドン!の部分で鐘鳴らす振りしたり、
平松さんの弾く緩急の付いたキーボードの音色に興奮したり、
ラストのキーボードの締めが勢いよく弾ける感じだったり
「愛までも何故持ち逃げできる」って歌詞が刺さったり・・・色々な面で琴線に触れる一曲でした
ある意味、出会い頭の一発としては個人的に最高だったんですが、
その次の「素敵なルネッサンス」の名曲っぷりにまた唸りました
冒頭の、
「泣きたくなるような青い向かい風」というフレーズと歌唱がまず堪らなかった
本当に泣きたくなるくらい綺麗なメロディと歌唱に聴き惚れてしまった
90年代前半特有の無垢なメロディとピュアネスに完全にK.O
純粋に「あぁ、音楽って良いな。」と思えた瞬間だった
ライブだと、
タンバリンを持ちながら歌唱していて
それもまたテンション上がってよろしかったです
「あの日光ってた笑顔の宝石」ってフレーズがまた良いんだな。。
MCで共演者を語るシーンがあって、
種ともこさんとは33〜34年ぶりに共演した。というレアリティのあるエピソードから
久宝留理子さんとは同郷で今住んでる町も一緒で・・・という話から
「彼女のストーカーじゃないよ笑」と釘を刺す場面も(笑
リスペクトの気持ちを切々と語ってる場面は平松さんの人間性が良く出てて素敵でございました
久宝留理子さんの事を「くぼるりちゃん」って笑顔で呼んでたのも印象に残ったなぁ。
素朴なメロディが光るこれまた素敵な一曲「戻れない道」
覚悟が滲むフレーズにも浸りつつ、
ここで最大のヒット曲である「部屋とYシャツと私」が投下されました。
この曲は、
子供の頃から親しみがあって
チャート番組で聴いて素直に「なんて良い曲なんだろう。」と
米米の君がいるだけでとか玉置浩二の田園などと同じ様に感じていた曲だったので、
こうして生で聴けた事はとても嬉しかった…と同時に
歌唱の面でも濃ゆくて、
「いたいから〜」の部分のビブラートの美しさや、
「好き」の部分を「好きっ」とキュートに歌っていたり、
原曲をよく聴いていたからこそライブならではの歌唱が楽しかったりもしました。
それと、
歌詞の中で天国に旅立つ部分では
聴いていて思わず泣きそうになったりもしました
あんまり物語的な歌で泣きそうになる事は少ないんですけど、
この日のこの曲はかなり感動というか、感化されてしまっていましたね
ベタな言葉ですけど永遠の愛を感じる、信じたくなる一曲だと思いました。
まあ、自分自身は未だに未婚の独身なんですけどね笑
最後は、
元気に「もう笑うしかない」「La La Smile」を畳み掛けて終了
平松愛理さんのライブは先述の通り初参加だったんですが、
こんなにグルーヴィで盛り上がるんだなぁ!と
良い意味で意外性を感じたというか、
とっても楽しかったですね
「もう笑うしかない」では、
みんなでやる振り付けがあって
それをみんながきっちり成功させる度に平松さんがOKマークや
サムズアップポーズするのがまた平松さんの優しさを感じられてとても良かった。
兎角、
気分がアガる曲だったし、
「世界一 好きなうたで」の部分なんかは、
空間の盛り上がりと相まってかなりのカタルシスが発生 していました
虹色の照明がキレイだったシンガロングも楽しかった「La La Smile」と
最後は思い切り会場を温めてバトンタッチする辺りにベテランの凄みを感じた公演でもありました。
声のハリも凄くてこの年代の歌手の実力はもう少し知られた方が良いのでは…とか思いました。
全6曲とは思えない満足度でまた何度もライブ行きたくなる出来栄えでございました!
●久宝留理子
大好きな「コンクリートジャングル」のシングルにサインして貰った!
1.薄情
2.プライド
3.恋におちて(メドレー)
4.ハートのイアリング(メドレー)
5.CHANCE!(メドレー)
6.Yes-No(メドレー)
7.めまい(メドレー)
8.一途(メドレー)
9.風に乗って(メドレー)
10.涙の数だけ(メドレー)
11.早くしてよ
12.「男」
久宝留理子さんのライブを観るのは都合3度目、
しかも全部今年になってから〜である
最初に行ったライブの印象が良すぎて、
何度も行きたくなってしまう…
我ながらハマり過ぎ感はあるな(笑
でも、
精力的にライブを続けてくれてるのが有難いこと
それと毎回セトリが結構変わる印象もあるのでそれも行きたくなる要素になってますね。
この日は「薄情」からスタート
冒頭から「Yeah!」と叫び性急なアンプラグドのアンサンブルを響かせていく
前々から思ってたけどライブだとこの曲かなりテンポ上がりますね
それもまた、
CDとかでは味わえないアレンジかな〜
まあCDで聴くのも大好きなんですが。。
にしても、
聴き手を揺さぶるスピード感でクールに歌いこなす様は相当格好良かった
この日は正に三者三様というか、それぞれの魅力が集結してる様な一夜でしたね。
そんでもって大人のヒリヒリした雰囲気もよく出ててそれも印象的だったなぁ。
躍動感たっぷりに都会感も心地良かった「プライド」
相変わらず艶っぽくもコブシの効いたボーカルと
歌詞に合わせてポージングする久宝さんの動きの演出もとても良かった
いきなりカッコいい系の曲を連発してキメてきたのは
観ていてインパクト大でした
めっちゃ痺れた…
また、
この曲のプライドが邪魔して中々素直になれない〜って気持ちも結構分かるんだよな
そんな風に浸りながら聴けたのもまた心地良かった序盤でした。
颯爽とした風を吹かせた後、
「3番バッターを務めさせて頂きます!」
「(出演者がみな関西出身なので)関西パワーで盛り上がろう!」と
この日だけは関西民の気持ちで自分も盛り上がる。
ここから、
久々の関西ライブという事もあり
歌謡祭という事もあり、
沢山聴かす目的もあったのかしばらくはメドレー形式で展開されてゆきました。
8月のワンマンでも聴いた3曲に加えて、
この日は白井貴子さんの「CHANCE!」も加わり賑やかな仕上がりに。
個人的には、
「恋におちて」の
歌い出し「もしも願いが叶うなら」の部分が情感籠ってて大好きでしたね。
それと、
オフコースの「Yes-No」の終わり際に
久宝さん「Pocket People」のジャケットみたいな表情してたのも記憶に残っています
角度も同じだった気がする・・・そしてそのカバー自体も見事な仕上がりでした。
カバー曲のメドレーが終わった後、今度は自曲のメドレーに移行。
これがまた絶妙なセトリでした
まずは、
「めまい」(!)
オリエンタルな雰囲気も心地良い大人の歌謡曲〜という印象で
秋めいて来ていた季節にも似合っていた会心の選曲でした
毎回ライブ行く度に生で聴いた事ない曲が聴けるのはリスナー冥利に尽きる。
それと、
「一途」では
切ないキーボードの音色に
ポロンポロン哀愁を纏って鳴るギター、
そして前に聴いた時も思ったけどサビの声量スゴい!
鼓膜に響くくらいの声量でやっぱり久宝さんのボーカル凄いわ。と実感しました
思わず感情移入してしまうくらいの見事な絶唱でした。。
爽やかなメロディが特徴的な「風に乗って」
優しい歌声に絡めて「何度だって生まれ変わる」というフレーズがまた心に響きました。
そして、
「「男」」の前のシングル曲だった「涙の数だけ」も披露
生で聴く「聴こえてくる 明日の風」というフレーズのカタルシスはスゴかった
ちょっとゾクっとするくらいの軽やかさでこの曲を生で聴けたのもとても嬉しかったです
本当に、
明日に希望が持てる様な…
そう、
久宝さんはこういう爽やかな曲も実は得意だと思っているので。
冒頭と終わり際はヒット曲で固めてましたが、多面性を魅せるセトリにも感じました。
最後は、
やっぱり紅白で披露した二曲でワンツーフィニッシュ!という事で
「早くしてよ」「「男」」でエンディングでした。
「早くしてよ」は、
声のキュートな部分とコブシが効いてる部分とのギャップが楽しい一曲
特に、「泣いちゃうかなー!」のトコは非常にプリティかつインパクト大で素晴らしかった
なんだろう、当時のそのままのテンションで思い切り歌ってくれてるトコに尊さを感じるし、
だからこそ感情移入もしちゃうし・・・
切な楽しい!ってカンジの名曲でした。
ヘイ!ヘイ!と観客のコールも楽しかった「男」
シンガロングの部分では管理人も「愛が足りない!」と思い切り叫んでライブ感を満喫しておりました
一番デカい声で叫んだはず!と自負するも実際はもっとデカい人居たかもね。
最初にクールに決めてアゲて途中で色々な顔を見せて最後はヒット曲でキッチリ!っていう、
これまたベテランの業が光るステージでございました。
三者三様の輝き、本当に素晴らしかった。
ありがとうございました!!!
これね、
楽しそう、否、絶対楽しい!と判断して臨んだ公演でしたけど、
こうして振り返ってみると自分の期待以上に充実していた事がよく分かります
どの歌手のパフォーマンスも素晴らしかったし、
それぞれのやり方で盛り上げていて
最高の多幸感を受けた一夜でもありました
改めて心斎橋SUNHALL及び出演者の皆様に感謝であります
ホントにこの日しか観れない貴重な内容でわざわざ千葉から遠征して良かったですよ。
尚、
久宝留理子さんは年末に主催のライブイベント「Girly Holy Night」を横浜で開催、
平松愛理さんは今月と来年の2月にワンマンが控えてますね
永井真理子さんとかもそうですけど、年齢を重ねて逆に歌唱力が研鑽されている印象もあるので、
むしろ今が聴きどきでしょ。って気持ちもあるので興味ある方は是非是非というトコロです。
自分のホームはやはり90年代なのでその頃の想いも大切にしていきたいですね。