2016年の春アニメ「あんハピ♪」を見ました。
不運に不憫、不健康。様々な「負の業」を背負った少女たちが集められた「天之御船学園1年7組」。そこに在籍する花小泉杏、雲雀丘瑠璃、久米川牡丹、萩生響、江古田蓮たちは、小平先生やロボット・チモシーのもとで「幸福」になるための様々な授業を受けることに・・・という物語。
実は最初の頃は、小平先生の不穏な発言や、チモシーの存在から「日常系からとんでも系になるんじゃないか」と不安になっていました。多分あの学校で暮らす作品の影響もあったと思います。結局あちらは1話しか見てません(汗。
そんな感じで最初は不安でしたが、いつの間にやら今期アニメの中で一番好きな作品になっていました。何といっても杏の魅力が半端無いです。ツッコミ担当ということもあって瑠璃が話す機会が多いので、彼女がメインなのかなと思った時もありましたが、この作品を支えているのは杏のポジティブさであると、話が進むに連れて気づかされました。
犬を助けて自分が川に落ちても、犬が無事だったから良かった。箱庭で鬼ごっこさせられてあわや崖から落ちそうになったのに、皆で鬼ごっこできて楽しかった。罰ゲームの野宿も皆とのキャンプということで楽しい思い出に変えてしまう。誰よりも不運な杏ですが、誰よりも明るく元気に日々を過ごしており、その輝きが失われることなく最終回まで明るい笑顔を見せ続けてくれました。まぁ胸部に関しては若干暗い顔になっていましたが(汗。
杏を注目するきっかけになったのは、第6話の昼食時、瑠璃が両親の都合で1人暮らしということが明らかになったシーンです。瑠璃は「だからって別に寂しいとかは・・・」と言いかけるのですが、杏は「いいなー!お父さんとお母さんが雲雀ちゃんを凄く信頼してるってことだよね!」と笑顔で瑠璃に告げます。この発言は目から鱗でした。「1人で大丈夫?寂しくない?」でも「今度うちに遊びに来てよ」でもなく、「家に1人でいる」ということを「両親が信頼している」ということに繋げられる発想は私にはありませんでした。
そんな杏のポジティブな考えと、あふれ出る笑顔こそ、この作品最大の魅力だと私は思います。アンハッピーなんて気にしない、楽しかった時間だけ覚えておけばまだまだ面白くなる・・・OPとEDの歌詞も心に響きます。
第1話と最終話で、家を出る瑠璃の顔はまるで違っていました。相変わらず不憫で、あれこれ予想だにしない出来事に巻き込まれる瑠璃ではありますが、杏たちと一緒にいるその時間を楽しんでいました。遅刻しそうになったけれども、友達と一緒に登校できて良かった・・・最終回でチモシーに見せた瑠璃の笑顔からは、そんな雰囲気がありました。
自虐が多い牡丹も最終話では体を張って杏と牡丹を助けようとしていましたし、方向音痴の響も大事なところでは迷わず、道を外れない。蓮は最初から最後までイケメンでした(笑。
当初はどこか掴みどころの無い雰囲気があった小平先生も、話が進むに連れて幸福クラスの担任に相応しい、非常に頼りがいのある人物だと分かってきました。時に厳しいことも言いますが、何だかんだで生徒たちの幸福を願う優しい先生です。
マスコット的なチモシーは終盤中の人と思しきキャラクターが登場しましたが、本格的な登場はせず・・・ぜひとも2期をやってもらいたいところです。
アニメを中盤までみたあたりで原作を買い始めたのですが、響や蓮、チモシーの登場時期が遅かったり、アニメで5人で行動していたシーンが原作では杏、瑠璃、牡丹の3人だったりと、あれこれ違いが見受けられました。アニメはそれでいて原作の雰囲気を崩さず、上手く話を組み合わせたり改変しているなぁと感じました。8話はバトルアニメだっけかと見間違うほどの演出で、挿入曲も相まって非常に熱い仕上がりになっていました。
曲といえば、OPとED共にいい曲で、特にOPは何度もリピートするぐらいにはCDを聞いています(笑。明るく楽しいOPから始まり、落ち着いた雰囲気のあるEDで締める。これから始まるワクワク感のあるOPと、今週も終わったんだなぁという余韻に浸れるEDの組み合わせは最高でした。
最終話では先にEDが流れ、後にOPが流れましたが、この演出もまた良かったですね。林間学校が終わったということをEDを流すことで感じさせつつ、OPを流すことで再び杏たちのはちゃめちゃな日々が始まることを予感させる。そんな終わり方でした。
チモシーの中の人の話も含めて、ぜひとも2期をやってもらいたい作品です。本当に素晴らしい作品をありがとうございました!
不運に不憫、不健康。様々な「負の業」を背負った少女たちが集められた「天之御船学園1年7組」。そこに在籍する花小泉杏、雲雀丘瑠璃、久米川牡丹、萩生響、江古田蓮たちは、小平先生やロボット・チモシーのもとで「幸福」になるための様々な授業を受けることに・・・という物語。
実は最初の頃は、小平先生の不穏な発言や、チモシーの存在から「日常系からとんでも系になるんじゃないか」と不安になっていました。多分あの学校で暮らす作品の影響もあったと思います。結局あちらは1話しか見てません(汗。
そんな感じで最初は不安でしたが、いつの間にやら今期アニメの中で一番好きな作品になっていました。何といっても杏の魅力が半端無いです。ツッコミ担当ということもあって瑠璃が話す機会が多いので、彼女がメインなのかなと思った時もありましたが、この作品を支えているのは杏のポジティブさであると、話が進むに連れて気づかされました。
犬を助けて自分が川に落ちても、犬が無事だったから良かった。箱庭で鬼ごっこさせられてあわや崖から落ちそうになったのに、皆で鬼ごっこできて楽しかった。罰ゲームの野宿も皆とのキャンプということで楽しい思い出に変えてしまう。誰よりも不運な杏ですが、誰よりも明るく元気に日々を過ごしており、その輝きが失われることなく最終回まで明るい笑顔を見せ続けてくれました。まぁ胸部に関しては若干暗い顔になっていましたが(汗。
杏を注目するきっかけになったのは、第6話の昼食時、瑠璃が両親の都合で1人暮らしということが明らかになったシーンです。瑠璃は「だからって別に寂しいとかは・・・」と言いかけるのですが、杏は「いいなー!お父さんとお母さんが雲雀ちゃんを凄く信頼してるってことだよね!」と笑顔で瑠璃に告げます。この発言は目から鱗でした。「1人で大丈夫?寂しくない?」でも「今度うちに遊びに来てよ」でもなく、「家に1人でいる」ということを「両親が信頼している」ということに繋げられる発想は私にはありませんでした。
そんな杏のポジティブな考えと、あふれ出る笑顔こそ、この作品最大の魅力だと私は思います。アンハッピーなんて気にしない、楽しかった時間だけ覚えておけばまだまだ面白くなる・・・OPとEDの歌詞も心に響きます。
第1話と最終話で、家を出る瑠璃の顔はまるで違っていました。相変わらず不憫で、あれこれ予想だにしない出来事に巻き込まれる瑠璃ではありますが、杏たちと一緒にいるその時間を楽しんでいました。遅刻しそうになったけれども、友達と一緒に登校できて良かった・・・最終回でチモシーに見せた瑠璃の笑顔からは、そんな雰囲気がありました。
自虐が多い牡丹も最終話では体を張って杏と牡丹を助けようとしていましたし、方向音痴の響も大事なところでは迷わず、道を外れない。蓮は最初から最後までイケメンでした(笑。
当初はどこか掴みどころの無い雰囲気があった小平先生も、話が進むに連れて幸福クラスの担任に相応しい、非常に頼りがいのある人物だと分かってきました。時に厳しいことも言いますが、何だかんだで生徒たちの幸福を願う優しい先生です。
マスコット的なチモシーは終盤中の人と思しきキャラクターが登場しましたが、本格的な登場はせず・・・ぜひとも2期をやってもらいたいところです。
アニメを中盤までみたあたりで原作を買い始めたのですが、響や蓮、チモシーの登場時期が遅かったり、アニメで5人で行動していたシーンが原作では杏、瑠璃、牡丹の3人だったりと、あれこれ違いが見受けられました。アニメはそれでいて原作の雰囲気を崩さず、上手く話を組み合わせたり改変しているなぁと感じました。8話はバトルアニメだっけかと見間違うほどの演出で、挿入曲も相まって非常に熱い仕上がりになっていました。
曲といえば、OPとED共にいい曲で、特にOPは何度もリピートするぐらいにはCDを聞いています(笑。明るく楽しいOPから始まり、落ち着いた雰囲気のあるEDで締める。これから始まるワクワク感のあるOPと、今週も終わったんだなぁという余韻に浸れるEDの組み合わせは最高でした。
最終話では先にEDが流れ、後にOPが流れましたが、この演出もまた良かったですね。林間学校が終わったということをEDを流すことで感じさせつつ、OPを流すことで再び杏たちのはちゃめちゃな日々が始まることを予感させる。そんな終わり方でした。
チモシーの中の人の話も含めて、ぜひとも2期をやってもらいたい作品です。本当に素晴らしい作品をありがとうございました!