2018年の映画「ペンギン・ハイウェイ」を見ました。
勉強熱心なアオヤマ君が住む町に、突然ペンギンたちが現れた。どこから来たのか、そもそも本物のペンギンなのか。アオヤマ君は探検隊を組織するウチダ君と共に調査を始めるが、なかなか手がかりが見つからない。
そんな時、アオヤマ君は歯科医院のお姉さんが、ジュースの缶を投げてペンギンに変化させるのを目撃する。
「私というのも謎でしょ?この謎を解いてごらん。どうだ、君にはできるか?」
感想
「去年放送された映画がもう放送される・・・」という点で不安だった映画でしたが、蓋を開けてみてびっくり、めちゃくちゃ面白かったです。最初のアオヤマ君の一人語りで「うわぁ・・・」と思ってしまいましたが、彼が小学生であることや、何事にも研究熱心な男の子だと知るに連れて、普通に好きなキャラクター、応援したくなる存在になっていきました。
物語は主人公のアオヤマ君と、街に突然現れたペンギン、とある条件下では物体をペンギンに変化させられるお姉さんを中心に進んでいきます。最初はペンギンの話でしたが、途中でクラスメイトのハマモトさんが研究している「海」と呼ばれる宙に浮かぶ謎の球体の話も加わることに。
ペンギンについて深く触れると物語の根幹に関わってくるので避けますが、とにかく登場人物みんなが魅力的な作品ですね。
主人公であるアオヤマ君は勉強熱心な真面目な子かと思いきや、年頃の男の子らしく、お姉さんのおっぱいをチラチラと見つめる一面も。まぁそこから母親のと何が違うのかと考え出すのは彼らしいですが(笑。
アオヤマ君の憧れのお姉さんは、そんな彼に友達のように接してくれる明るくて優しい女性。
アオヤマ君は謎を解くことに夢中になっていましたが、いつしかその謎は彼の想像を遥かに超えるスケールのものへと変貌。そして謎を解かなければならないが、その先に待っているものにも気づいてしまうアオヤマ君。彼はどう判断するか、お姉さんは何なのか。
全てが解決した後、2人きりで語らうアオヤマ君とお姉さんのシーンは、綺麗で、それでいて切ない、とても素敵なものになっていました。
クラスメイトのハマモトさんは、舌をペロっと出す仕草が可愛い女の子。アオヤマ君と同じくらい賢く、どうやらアオヤマ君に少なからず好意を抱いている模様。そんな彼女の研究も物語に大きく関わってくることになるのですが、そこに「女の子」としての感情も入ってくるからこれまた厄介。でもそういったところもまた、可愛らしかったですね。
そんなハマモトさんを好きなのに、素直になれないのが、クラスで一番いばっているスズキ君。たびたびアオヤマ君たちの研究を邪魔したり、アオヤマ君にありもしない病名を吹き込まれて逆襲されたりする彼ですが、最後には良い活躍をしてくれます。
個人的にはラストシーンでの彼の変化がかなり印象に残っています。好きな子にいじわるをして興味を持ってもらうのではなく、好きな子の好きなことを一緒に楽しめるようになっているようなので、見ていて微笑ましかったですね。
なお途中でアオヤマ君から「スズキ君はハマモトさんに好意を持っている」ことを暴露(本人に悪気なし)されるシーンがあるのですが、ズキ君が顔真っ赤にして否定していたり、ハマモトさんがどうしたら良いか分からず顔を赤らめつつ微妙な表情をしているのがとても好きです(笑。青春だなぁ・・・!
アオヤマ君の友人であるウチダ君。気弱ながらも、アオヤマ君が気づかないハマモトさんたちの感情には気づいていた様子。中盤まではさほど活躍しているようには思えなかったのですが、物語終盤において彼の研究も大事な役割を果たすことに。
また、「一日一日、僕は世界について学んで、昨日の自分よりも偉くなる」というアオヤマ君の思いは、物語の始まりと終わりの両方において語られます。同じ言葉であっても、そこに込められている思いはだいぶ異なる印象を受けました。終わりにおいて語られる彼の言葉からは、確固たる信念や決意が感じられるものとなっていました。こういう、始まりと終わりで同じようなシーン、言葉を使うのって良いよね・・・
どこまで深く語って良いのか分からず、キャラクターにちょっと触れるだけの感想になってしまいましたが、とにかく見て感じて欲しい作品。そんな「ペンギン・ハイウェイ」でした。
勉強熱心なアオヤマ君が住む町に、突然ペンギンたちが現れた。どこから来たのか、そもそも本物のペンギンなのか。アオヤマ君は探検隊を組織するウチダ君と共に調査を始めるが、なかなか手がかりが見つからない。
そんな時、アオヤマ君は歯科医院のお姉さんが、ジュースの缶を投げてペンギンに変化させるのを目撃する。
「私というのも謎でしょ?この謎を解いてごらん。どうだ、君にはできるか?」
感想
「去年放送された映画がもう放送される・・・」という点で不安だった映画でしたが、蓋を開けてみてびっくり、めちゃくちゃ面白かったです。最初のアオヤマ君の一人語りで「うわぁ・・・」と思ってしまいましたが、彼が小学生であることや、何事にも研究熱心な男の子だと知るに連れて、普通に好きなキャラクター、応援したくなる存在になっていきました。
物語は主人公のアオヤマ君と、街に突然現れたペンギン、とある条件下では物体をペンギンに変化させられるお姉さんを中心に進んでいきます。最初はペンギンの話でしたが、途中でクラスメイトのハマモトさんが研究している「海」と呼ばれる宙に浮かぶ謎の球体の話も加わることに。
ペンギンについて深く触れると物語の根幹に関わってくるので避けますが、とにかく登場人物みんなが魅力的な作品ですね。
主人公であるアオヤマ君は勉強熱心な真面目な子かと思いきや、年頃の男の子らしく、お姉さんのおっぱいをチラチラと見つめる一面も。まぁそこから母親のと何が違うのかと考え出すのは彼らしいですが(笑。
アオヤマ君の憧れのお姉さんは、そんな彼に友達のように接してくれる明るくて優しい女性。
アオヤマ君は謎を解くことに夢中になっていましたが、いつしかその謎は彼の想像を遥かに超えるスケールのものへと変貌。そして謎を解かなければならないが、その先に待っているものにも気づいてしまうアオヤマ君。彼はどう判断するか、お姉さんは何なのか。
全てが解決した後、2人きりで語らうアオヤマ君とお姉さんのシーンは、綺麗で、それでいて切ない、とても素敵なものになっていました。
クラスメイトのハマモトさんは、舌をペロっと出す仕草が可愛い女の子。アオヤマ君と同じくらい賢く、どうやらアオヤマ君に少なからず好意を抱いている模様。そんな彼女の研究も物語に大きく関わってくることになるのですが、そこに「女の子」としての感情も入ってくるからこれまた厄介。でもそういったところもまた、可愛らしかったですね。
そんなハマモトさんを好きなのに、素直になれないのが、クラスで一番いばっているスズキ君。たびたびアオヤマ君たちの研究を邪魔したり、アオヤマ君にありもしない病名を吹き込まれて逆襲されたりする彼ですが、最後には良い活躍をしてくれます。
個人的にはラストシーンでの彼の変化がかなり印象に残っています。好きな子にいじわるをして興味を持ってもらうのではなく、好きな子の好きなことを一緒に楽しめるようになっているようなので、見ていて微笑ましかったですね。
なお途中でアオヤマ君から「スズキ君はハマモトさんに好意を持っている」ことを暴露(本人に悪気なし)されるシーンがあるのですが、ズキ君が顔真っ赤にして否定していたり、ハマモトさんがどうしたら良いか分からず顔を赤らめつつ微妙な表情をしているのがとても好きです(笑。青春だなぁ・・・!
アオヤマ君の友人であるウチダ君。気弱ながらも、アオヤマ君が気づかないハマモトさんたちの感情には気づいていた様子。中盤まではさほど活躍しているようには思えなかったのですが、物語終盤において彼の研究も大事な役割を果たすことに。
また、「一日一日、僕は世界について学んで、昨日の自分よりも偉くなる」というアオヤマ君の思いは、物語の始まりと終わりの両方において語られます。同じ言葉であっても、そこに込められている思いはだいぶ異なる印象を受けました。終わりにおいて語られる彼の言葉からは、確固たる信念や決意が感じられるものとなっていました。こういう、始まりと終わりで同じようなシーン、言葉を使うのって良いよね・・・
どこまで深く語って良いのか分からず、キャラクターにちょっと触れるだけの感想になってしまいましたが、とにかく見て感じて欲しい作品。そんな「ペンギン・ハイウェイ」でした。