ひびレビ

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ちょっとだけタイガの話

2020-01-24 06:46:50 | ウルトラシリーズ
 ブログでは話題にしていませんでしたが、何だかんだで「ウルトラマンタイガ」は見ていました。最初の頃に視聴継続が危うくなるレベルで乗り切れなったこの作品ですが、何だかんだで最後の特別編以外は見ました。

 で、その感想ですが・・・正直期待外れな作品でした。「ちょっとだけ」とタイトルに書いたのは、そうでもしないとあまりにも長く不満をタラタラと書き連ねるだけの文章になってしまいかねないからです。なので、ちょっとだけ。

 簡単にまとめると
①「ウルトラマンタロウの息子」であることの意味が感じられない。
 本編中で「タロウの息子」であることを意識する機会は殆ど無かったため、最終回で吹っ切れたかのようにタロウの息子を名乗っていたものの、これまでの葛藤やコンプレックスが感じられなかったため、イマイチ盛り上がれませんでした。もっとタロウ要素があると思ったのにというのは私の勝手な期待なので別に良いんですけども、ようやく出てきたタロウ要素が映画での闇落ちってなんだよ・・・やめてよ・・・

②「1人で3人のウルトラマンに変身する」特徴があまり生かされない(フォームチェンジとの違いが分かりづらい)。
③「トライスクワッド」との日常における交流が無いため、「バディ」感も薄い。
 あくまでもタイガをメインに押し出していくのであれば、何も1人で3人に変身する必要もなく、フォームチェンジで十分だったのではないかと。折角3人もいるのに普段主人公であるヒロユキとの日常会話が繰り広げられるわけでもなく。調べたところによると、ボイスドラマではタイタス、フーマの過去が語られたようですが、本編中でそれにまつわる話はなく。2人ともに掘り下げれば面白いキャラクターをしているのに、肝心の本編では言い方は悪いですが「タイガの別人格のフォーム」レベルになっているのが何とも勿体ない・・・

④トレギアについて
 序盤から「怪獣撃破→トレギアに敗北」の流れが多く、終盤にかけてはヒロユキの周囲の人物をトレギアが狙うというオチが目立ち、とにもかくにもトレギアに引っ掻き回されていた印象。物語的には良いかもしれませんが、出てくるたびに後味が悪くなるので何だかなぁ・・・と。展開の暗さならネクサスの方がよっぽどアレなので、何とも言えませんが(汗。
 ただ、最終回でいきなりタイガがトレギアに手を差し伸べたのは違和感がありましたね。それまで散々敵対視しておきながら、父さんの友人云々とか、やや話が飛躍しすぎているように思えました。

 簡単にまとめるとそんなところです。
 確かに特撮技術は素晴らしいものでしたし、タッコング回やニセベリアル回は比較的面白かった部類に入ります。ただ、タッコング回は昭和要素が気に入っただけであり、ニセベリアル回はゼロのカッコよさに引っ張られているところがあったため、必ずしも「ウルトラマンタイガ」が面白かったとは言いづらいところです。


 そんなわけで個人的には楽しめなかったウルトラマンタイガ。次のウルトラマンはどうなるんですかね・・・
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