相棒18 第14話「善悪の彼岸~ピエタ」
三度右京と冠城の前に現れた、右京のかつての相棒・南井十。南井は「決着をつけに来た」とチェス勝負に興じる一方、右京は彼がこれまで犯罪者の心に取り入り、裏で事件を操っていた決定的な証拠を掴もうと気を引き締めていた。
そんな折、冠城は南井が宿泊しているホテルで、クリーニングに出した南井のネクタイを受け取っている女性・マリアを発見。冠城はアパレル店員を装ってマリアに近づき、彼女がここ数日事件が発生している現場周辺の地図を検索していたことが判明し・・・
感想
相棒を亡くした南井に対し「実は僕も相棒を失ったばかりでしてね」と声をかけた右京さん。でも「Dark knight」のラストで、右京さんはカイトくんに「2人はまだ途中じゃないですか」「待っています」と声をかけていたんですよ・・・だからこそ「失った」という表現は避けて欲しかったようにも思えます。ただ、相棒を亡くした南井に対して「相棒が不在でしてね」と告げると「お前の相棒は帰ってくるが、こちらの相棒は帰ってこない」と言われかねませんし、となれば「失った」という表現にせざるを得なかったのかな、とも。
さて今回は前後編でシーズン16から続いていた南井との戦いに決着がつくことになりそうです。
まずは前編ということで、いつも通り犯罪者の心理を読み解き、付け入ることで事件を起こさせているのかと思いきや・・・な展開には驚かされました。冠城くんがマリアに抱いていた「未熟」という印象は紛れもなく当たっていたわけですね。
冠城くんから話を聴いたマリアは南井のもとを離れて冠城くんを頼り、後編で南井改心・逮捕へのカギになるのかと思いきや、これまた意外な展開に・・・あれもマリアが「未熟」だったが故に発覚してしまいましたが、人を殺す、人を殺すよう差し向けることにおいて「熟練」の技を披露する南井の方がおかしいわけで。
過去2シーズンの事件とは何かが違う今回の事件。かつてロンドンで起きた事件をなぞることで「止められるものなら止めてみろ」と言わんばかりの南井の行動の真意は何なのでしょう。何故今になって急に決着をつけようとしているのか。何故他人を利用せず、自ら行動しているのか。マリアは自分からついてきたようですし、彼女が未熟だったこととも合わせて考えると最初から彼女を利用する算段は無かったように思えます。あるいはマリアが自分についてきたのを良いことに、彼女を犯人として疑うように仕向けていた・・・とも考えられなくもなさそうですが、彼女が出してくれた紅茶を何の疑いもなく飲もうとしたりと、冠城と接触していたことを知りつつも警戒心が無さすぎるようにも感じられましたし、事件に関わらせる気は一切無かったのかな・・・
今回のラストの3件目の事件現場において、南井はかつての相棒と思しき人物の幻を見ていたようでした。となれば、あの相棒に代わって右京が自分を止めてくれることを願っているのでしょうか。相棒を亡くし、犯罪者の心理を掴むことに長け過ぎていたために、自身も犯罪者に染まっていってしまった。そんな自分を「相棒」に止めて欲しいという願いがあの幻なのかなと。
これまでの流れからして、マリアを犯人として疑うな、という方が無理がある話ではあったものの、彼女をもっと深く知ろうとしなかったことに対しショックを受ける冠城くん。そんな相棒の怒りや哀しみを感じ取り、より一層南井への怒りを募らせる右京さん。遂に自ら手を下した始めたと思われる南井。
そして次回は右京さんから冠城くんに対して特命係を辞めるようにとの宣告が。単に危機感からなのか、何かの作戦なのか。これに対して冠城くんがどう対応するのか・・・見どころです。そういえば過去に右京さんから亀山くんに対してでしたっけ?「警察を辞めてもらう」的な作戦を提案したことがあったような、無いような・・・
三度右京と冠城の前に現れた、右京のかつての相棒・南井十。南井は「決着をつけに来た」とチェス勝負に興じる一方、右京は彼がこれまで犯罪者の心に取り入り、裏で事件を操っていた決定的な証拠を掴もうと気を引き締めていた。
そんな折、冠城は南井が宿泊しているホテルで、クリーニングに出した南井のネクタイを受け取っている女性・マリアを発見。冠城はアパレル店員を装ってマリアに近づき、彼女がここ数日事件が発生している現場周辺の地図を検索していたことが判明し・・・
感想
相棒を亡くした南井に対し「実は僕も相棒を失ったばかりでしてね」と声をかけた右京さん。でも「Dark knight」のラストで、右京さんはカイトくんに「2人はまだ途中じゃないですか」「待っています」と声をかけていたんですよ・・・だからこそ「失った」という表現は避けて欲しかったようにも思えます。ただ、相棒を亡くした南井に対して「相棒が不在でしてね」と告げると「お前の相棒は帰ってくるが、こちらの相棒は帰ってこない」と言われかねませんし、となれば「失った」という表現にせざるを得なかったのかな、とも。
さて今回は前後編でシーズン16から続いていた南井との戦いに決着がつくことになりそうです。
まずは前編ということで、いつも通り犯罪者の心理を読み解き、付け入ることで事件を起こさせているのかと思いきや・・・な展開には驚かされました。冠城くんがマリアに抱いていた「未熟」という印象は紛れもなく当たっていたわけですね。
冠城くんから話を聴いたマリアは南井のもとを離れて冠城くんを頼り、後編で南井改心・逮捕へのカギになるのかと思いきや、これまた意外な展開に・・・あれもマリアが「未熟」だったが故に発覚してしまいましたが、人を殺す、人を殺すよう差し向けることにおいて「熟練」の技を披露する南井の方がおかしいわけで。
過去2シーズンの事件とは何かが違う今回の事件。かつてロンドンで起きた事件をなぞることで「止められるものなら止めてみろ」と言わんばかりの南井の行動の真意は何なのでしょう。何故今になって急に決着をつけようとしているのか。何故他人を利用せず、自ら行動しているのか。マリアは自分からついてきたようですし、彼女が未熟だったこととも合わせて考えると最初から彼女を利用する算段は無かったように思えます。あるいはマリアが自分についてきたのを良いことに、彼女を犯人として疑うように仕向けていた・・・とも考えられなくもなさそうですが、彼女が出してくれた紅茶を何の疑いもなく飲もうとしたりと、冠城と接触していたことを知りつつも警戒心が無さすぎるようにも感じられましたし、事件に関わらせる気は一切無かったのかな・・・
今回のラストの3件目の事件現場において、南井はかつての相棒と思しき人物の幻を見ていたようでした。となれば、あの相棒に代わって右京が自分を止めてくれることを願っているのでしょうか。相棒を亡くし、犯罪者の心理を掴むことに長け過ぎていたために、自身も犯罪者に染まっていってしまった。そんな自分を「相棒」に止めて欲しいという願いがあの幻なのかなと。
これまでの流れからして、マリアを犯人として疑うな、という方が無理がある話ではあったものの、彼女をもっと深く知ろうとしなかったことに対しショックを受ける冠城くん。そんな相棒の怒りや哀しみを感じ取り、より一層南井への怒りを募らせる右京さん。遂に自ら手を下した始めたと思われる南井。
そして次回は右京さんから冠城くんに対して特命係を辞めるようにとの宣告が。単に危機感からなのか、何かの作戦なのか。これに対して冠城くんがどう対応するのか・・・見どころです。そういえば過去に右京さんから亀山くんに対してでしたっけ?「警察を辞めてもらう」的な作戦を提案したことがあったような、無いような・・・