ひびレビ

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仮面ライダー剣 第40話

2021-01-03 08:52:57 | 仮面ライダーシリーズ
仮面ライダー剣 第40話

 広瀬義人の記憶データをコピーしたトライアルBとの戦いは、睦月の介入により状況が一変。トライアルBは撤退していくことに。そこから悪態をつきながらも去っていけばカッコいいのに、行き場のない怒りを剣崎と橘さんにぶつけてしまうのが睦月だなぁと(苦笑。
 そして流れるようにやられていく様も実に睦月だと思います。そんな睦月に呼びかけながらも的確なカウンターを決めていく橘さんはカッコいいんですけど、どこか面白いというのがまた(笑。
 そんな睦月でしたが、睦月を模したトライアルGに襲われたタイガーアンデッドを手当てする優しさも見せていました。救急箱の周りが散らかっているあたり、慣れないながらも頑張ったあとが見られますね。タイガーアンデッドを封印して強くなる絶好の機会だったのに、何だかんだで非情に徹しきれない精神は、睦月が完全にカテゴリーAに支配されていない証なのだと思いますが、心が揺れ動いているが故に強くなれないというのもまた…

 そして明らかになるトライアルBの真実。元々はただただ純粋に娘を想う気持ちから生み出されていたのが、天王路によって運命を狂わされてしまった哀しい存在でした…当初の計画では本物の広瀬義人の死や、自分がトライアルBであることも明かしたうえで栞を守るつもりだったのかな。
 指輪を本物の手から自分の手に付け替えたのは「自分が本物の広瀬義人であると誤認させるため」という天王路の策略の一つだった可能性もありますが、あの時点で記憶データが改ざんされていないとすれば、本物の広瀬義人の家族愛をちゃんと引き継いでいた証拠とも取れます。記憶のデータのみならず、最後の最後まで家族を想い続けていた男の精神までも立派に引き継げていたのに…もしかしたら始と同じように、人ならざる者でありながらも共に歩んでいくことが出来たかもしれないのに…と思うとやりきれませんね…
 
 身を挺して自分をかばってくれたトライアルBを「お父さん」と呼ぶ栞。最期に娘と和解できたのは、彼にとって救いだったことでしょう。本物の広瀬義人はもうこの世にはいなかったけれども、その魂はトライアルBの中でしっかりと息づいていた。だからこそ、妻の元に行くことが出来ると言い残して去っていったのかなって…
 泥にまみれても、汚名を被ろうとも家族を想う気持ちだけは紛れもなく本物だった広瀬義人の死。しかしそれで物語は終わらない。BOARD理事長天王路は一体何が目的なのか。手にしたカードは何なのか。終盤戦も目が離せませんね。


 そして今回は4人の仮面ライダーが遂に共闘!睦月は自分をコピーされた怒りからの共闘でしたが、それでも橘さんの援護射撃もあってトライアルGに一矢報いていました。剣崎の危機を感じ取って駆けつけて来る始もまたカッコいい…
 また今回はブレイドとギャレンが泥にまみれながら戦っていました。最近では見ないほどに泥まみれになっていましたが、まさに戦っているって感じもして良いですねぇ…


 そんなこんなで次回はタイガーアンデッドに転機が…?
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