ウルトラマンコスモス 第19話「星の恋人」と第20話「ムサシの空」の感想です。
まずは第19話「星の恋人」。宇宙に廃棄されていた軍事衛星アンジェリカによる攻撃事故。その事故で恋人を失ったミゲロン星人のレダがアヤノを操ってトレジャーベースに潜入する…というお話。
多くの軍事衛星は「地球平和宣言」が採択された際に廃棄処分となったものの、中にはコントロール圏外のものもあり、アンジェリカなどは「宇宙の地雷」とのこと。人間も宇宙のルールを守るべきだと主張するムサシですが、軍事衛星の破壊やら宇宙のゴミ・スペースデブリの撤去などはそう簡単に出来ることでもなく、お金の問題にもなってくるようで。地球に持ち帰ることが出来たとしても、その破片などをどこにどう処分するかは簡単な話では無いでしょうしね…理想を掲げるのは簡単でも、実現には多くの壁があることを感じます。
そんな中、アヤノは危ないところをレダに助けられたことで、すっかり彼に夢中。それが彼の作戦とも知らず…アヤノの恋愛絡みの話はインキュラスに続き2回目ですが、ヒウラキャップの大人の恋愛、シノブリーダーのけじめに対して、アヤノの場合はまたも悲恋。彼女の想いが実る日はいつ来るのか…と思っていたら、続く第20話で怪獣たちだけじゃなくて自分にもムサシが必要、といった趣旨の発言がありましたから、既に意識はしているのかな?
恋人レカを喪ったレダの破壊と復讐劇。それでは何も生まないと、手持ちの武器を捨てて必死に説得するムサシ。今回はとある人物の言葉もあって、更なる復讐の連鎖を生むことにはなりませんでしたが、一歩間違えれば個人間の復讐の連鎖に留まらず、星同士の争いにもなりかねない事態でした。地球の平和のみならず、宇宙の平和も守れるよう、より広い視点で物事を捉える必要があるのでしょうね。
ところで今回コスモス・コロナモードが披露したのは「メルティングウェーブ」という技だそうで。超全集にも載っていない技があるとか、本当に技のデパートですね、コスモス…
続く第20話は「ムサシの空」。ムサシはオーバーワークで倒れてしまい、ヒウラキャップから宇宙開発センター行きを命じられることに。そんな中出現した電撃怪獣ボルギルスを保護する作戦中、またもムサシは体長を崩し…というお話。
昼夜問わず出現する怪獣。その保護に誰よりも意欲を燃やすムサシでしたが、自己管理が出来ていなければムサシのみならず、他の隊員たちを危険にさらすことに繋がり、更にその失敗はチームEYESの失敗として受け止められ、防衛軍による怪獣排除に繋がりかねない…という負の連鎖を生み出しかねない。ムサシを心配するからこそ、ヒウラキャップは厳しい判断を下し、フブキも辛らつな言葉を投げかけたのでしょう。表面上は厳しく接しつつも、フブキもムサシを大事な仲間だと思っているのが伝わってきます。最後の写真撮影の際も、最初の頃なら嫌々だったでしょうに、今じゃすっかりノリノリで…関係性の進展がみられて良いですね。
一度は宇宙開発センターに向かったムサシでしたが、ボルギルス再出現をきっかけに怪獣保護の道に戻ることを決意。幼い頃からの知り合いである木本博士の優しい言葉が心にしみます。
「君が正しいと思うのならそうしなさい。後悔しないように、君の道を進みなさい」はムサシ個人に、「怪獣を保護してテックブースターを守ってください」はチームEYESのムサシ隊員に対しての言葉、といった風に感じられるのもまた良い…
ボルギルスの保護に際してムサシもコスモスに変身するのですが、その主目的はあくまでもフブキとアヤノが乗ったテックサンダーを助けるためというのが印象的です。仮にテックサンダーが攻撃を受けなかったら、コスモスに変身することなくボルギルスの保護に努めていたことでしょう。最初からコスモスの力に頼ろうとしないのも、成長を感じられます。
また、コスモスがボルギルスに光線を放とうとした際、フルムーンレクトとモーションが違うことから「排除するのか?」と心配する様も印象的でした。
次回は完成したテックブースターに乗って宇宙へ!
まずは第19話「星の恋人」。宇宙に廃棄されていた軍事衛星アンジェリカによる攻撃事故。その事故で恋人を失ったミゲロン星人のレダがアヤノを操ってトレジャーベースに潜入する…というお話。
多くの軍事衛星は「地球平和宣言」が採択された際に廃棄処分となったものの、中にはコントロール圏外のものもあり、アンジェリカなどは「宇宙の地雷」とのこと。人間も宇宙のルールを守るべきだと主張するムサシですが、軍事衛星の破壊やら宇宙のゴミ・スペースデブリの撤去などはそう簡単に出来ることでもなく、お金の問題にもなってくるようで。地球に持ち帰ることが出来たとしても、その破片などをどこにどう処分するかは簡単な話では無いでしょうしね…理想を掲げるのは簡単でも、実現には多くの壁があることを感じます。
そんな中、アヤノは危ないところをレダに助けられたことで、すっかり彼に夢中。それが彼の作戦とも知らず…アヤノの恋愛絡みの話はインキュラスに続き2回目ですが、ヒウラキャップの大人の恋愛、シノブリーダーのけじめに対して、アヤノの場合はまたも悲恋。彼女の想いが実る日はいつ来るのか…と思っていたら、続く第20話で怪獣たちだけじゃなくて自分にもムサシが必要、といった趣旨の発言がありましたから、既に意識はしているのかな?
恋人レカを喪ったレダの破壊と復讐劇。それでは何も生まないと、手持ちの武器を捨てて必死に説得するムサシ。今回はとある人物の言葉もあって、更なる復讐の連鎖を生むことにはなりませんでしたが、一歩間違えれば個人間の復讐の連鎖に留まらず、星同士の争いにもなりかねない事態でした。地球の平和のみならず、宇宙の平和も守れるよう、より広い視点で物事を捉える必要があるのでしょうね。
ところで今回コスモス・コロナモードが披露したのは「メルティングウェーブ」という技だそうで。超全集にも載っていない技があるとか、本当に技のデパートですね、コスモス…
続く第20話は「ムサシの空」。ムサシはオーバーワークで倒れてしまい、ヒウラキャップから宇宙開発センター行きを命じられることに。そんな中出現した電撃怪獣ボルギルスを保護する作戦中、またもムサシは体長を崩し…というお話。
昼夜問わず出現する怪獣。その保護に誰よりも意欲を燃やすムサシでしたが、自己管理が出来ていなければムサシのみならず、他の隊員たちを危険にさらすことに繋がり、更にその失敗はチームEYESの失敗として受け止められ、防衛軍による怪獣排除に繋がりかねない…という負の連鎖を生み出しかねない。ムサシを心配するからこそ、ヒウラキャップは厳しい判断を下し、フブキも辛らつな言葉を投げかけたのでしょう。表面上は厳しく接しつつも、フブキもムサシを大事な仲間だと思っているのが伝わってきます。最後の写真撮影の際も、最初の頃なら嫌々だったでしょうに、今じゃすっかりノリノリで…関係性の進展がみられて良いですね。
一度は宇宙開発センターに向かったムサシでしたが、ボルギルス再出現をきっかけに怪獣保護の道に戻ることを決意。幼い頃からの知り合いである木本博士の優しい言葉が心にしみます。
「君が正しいと思うのならそうしなさい。後悔しないように、君の道を進みなさい」はムサシ個人に、「怪獣を保護してテックブースターを守ってください」はチームEYESのムサシ隊員に対しての言葉、といった風に感じられるのもまた良い…
ボルギルスの保護に際してムサシもコスモスに変身するのですが、その主目的はあくまでもフブキとアヤノが乗ったテックサンダーを助けるためというのが印象的です。仮にテックサンダーが攻撃を受けなかったら、コスモスに変身することなくボルギルスの保護に努めていたことでしょう。最初からコスモスの力に頼ろうとしないのも、成長を感じられます。
また、コスモスがボルギルスに光線を放とうとした際、フルムーンレクトとモーションが違うことから「排除するのか?」と心配する様も印象的でした。
次回は完成したテックブースターに乗って宇宙へ!