Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

iPod ClassicとWADIA 170I TRANSPORT について

2009年07月25日 | ピュアオーディオ

Apple iPod Classic MB565J/A 120GB+WADIA 170I TRANSPORT +デジタルケーブル+DAC(SD-9500)+自作管球プリ+自作管球パワーアンプ+D130 3ウェイ でジュークボックスの様にして毎日聴いていますが、やはり「物足りない」です。

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チョッと聴きには「なかなかの音」ですが、ずっと聴き続けて行くと物足りません。電源の強化やプラグの強化をしないと使い物にならないのは判っていますが、この箱体では手がつけられません。

上述のシステムでSD-9500をCDPに使った音の方が数段上を行きますので「存在理由」さえ怪しくなります。ジュークボックスとして「音楽の流しっぱなし」にしか使えません。

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PCオーディオの可能性はあると思いますが、個人的には「あまり期待できない」と考えています。

その理由のひとつが「LSI」の使用です。個人的にはせめて「IC」までです。LSIを使ったシステムは「音痩せ」を感じてしまいます。アンプにしろCDPにしろ、シンプルで作り易く性能も高いのは判りますが、ある一定の処で「頭打ちの音質」を感じてしまいます。求める音質のレベルまで到達していません。

もう一つが「プラグ類の完成度」が低い点です。これは「作りの完成度」が低い事と共通します。今回のWADIA 170I TRANSPORT もデジタル端子(RCAソケット)の材質や強度が貧弱で、本格的なケーブルが使えません。これは「致命的」です。電源系も同様でPCの感覚で作ってありますので、「ハイエンドオーディオ」とは相容れない世界です。

ipodとWADIA 170I TRANSPORT を増設してすべてのシステムに装備しようと考えていましたが、試しの1セットのみで終わりにしたいと考えています。

「基礎的項目」を地道に改善して行かないと本当のサウンドは手に入らないのだと痛感させられました。「こてさき」の遊びでは「無駄使い」にしかなりません。

一度この「こてさきの音」を感じたらもう使えません。本気になって音楽を聴く気がしなくなります。困ったモノです。