自宅707JシステムとRCA箱システムで「低域のパラレル化」を実験していますが、その問題点を列記して見ます。
初めに自宅の707Jシステム(16Ω仕様)にテレフンケンRB46(4Ω)の低域を追加していますが、かけるソースによって今までのイメージが大きく変化します。インピーダンス整合が必要かな?とも思います。
小編成のソース(弦楽四重奏曲・ピアノトリオ・ヴォーカル・イージーリスニング等)は非常に「生演奏の雰囲気になりGoodです。
昨夜ビル・エバンスの「ワルツ・フォー・デビィ」のCDを聴きましたが、しょっぱなの「マイ・フーリッシュ・ハート」のシンバルの音数が今までに聴いた事のないサウンドで「実在感」たっぷりで「生々しい」です。
反対にベルリンフィルの15人のチェロ奏者の演奏の「ブラジル風バッハ」ではソプラノとチェロの位置関係が大きく違って聞こえました。「音の浮遊感」が減少し、目の前に15人のチェリストが並んだような・・・SP間4mの中に15人がすし詰めにされた様な・・・感じです。もっと広い部屋でSPの外側に空間を作れば音で広がると思います。シリウスケーブルはSP間の外側まで音が広がりますので・・・。
ヴォーカルは発音がハッキリ聴き取れます。音数が多くなっているので当然かもしれません。
RCA箱システムはD130(16Ω)にLE8T(16Ω)ですので非常にうまくマッチして違和感が有りません。松尾明トリオの「ベサメ・ムーチョ」はSD-9500(CDP)でオリンパスシステムと遜色ないレベルになっています。SD-9500は「線の細さ」を以前は感じていましたが、「線の細さ」を感じなくなりました。
D130×2発の時よりも「重低音」の方向に音色が変化しています。D130の「軽い低音」の質感にこだわるなら違った方向かも知れませんが、もともと「軽すぎる」くらいの低音でしたので個人的には「好ましい方向」に変化したと思います。