昨日報告しました「RCA箱システム ウーハーのパラレル化」を本日実施してサウンドを確認中です。
このRCA箱システムはネットワークシステムですのでJBL#3160(500Hz)で中音とクロスさせています。低域はD130×2基+LE8Tの3基駆動です。
サウンドは自宅と同じ効果が得られているようです。音が弾みます。音の浸透力が随分と上がっています。音の厚みが分厚くなってSP間に「ステージ」が出来ています。もうLE8Tが外せそうに有りません。SP箱やユニットの存在が消えています。フルレンジの鳴り方と云うより「前面いっぱいにステージが有る」と云う鳴り方です。 ただこの鳴り方は今までに聴いた事のない鳴り方ですので「慣れる」のにしばらく時間がかかります。聴き手の常識を変えないといけません。
「伝送ロス」を追及して行くと「音数=ケーブル断面積に比例」して行きます。ただケーブルを重ねて断面積を稼いでもバランスを壊します。ケーブル特有の位相を組み合わせないとバランスは取れません。そうやって「ルシファーケーブル」を作成して来ました。
「アンプはどこまで情報を出しているか?」の実験で「ルシファー×2倍」にしても更に音数が増えて来ます。しかし、何処までも太くする事には限界が有ります。
「SP側は本当にすべての信号を音に変換しているか?」の実験が、中音と高音のパラレル化で確証を取って来ました。メインのSPユニットと正反対な性格のユニットを組み合わせるのがミソです。
今回やっと低域のパラレル化に挑戦しています。結果は中・高音と同じで「一つのユニットではすべての信号を音変換出来ていない」が結論です。
低域のウーハーが38cmだから38cmのユニットを組み合わせなければならない訳では有りません。正反対の低音ユニットが私の理屈上「有効」です。
38cmウーハーの低音と20㎝ウーハーの低音は基本的に得意とするところが違うと思います。補い合う事が大切です。10cmや8cmのウーハーやフルレンジでも組み合わせ可能です。
ウーハーはユニットの配置や箱の置き場所で「指向性」が強く出ますの神経を使います。
RCA箱システムは当分はこの状態で聴き続けて行きたいと考えています。ネットワークシステムで「マルチアンプシステムを超える音質」を目指しています。結果が良ければ次は「オリンパスシステム」です。