昨夜自宅で比較試聴を致しました。
変更点は
1)ライントランスの変更
2)パワーアンプの変更
の2点です。
まず、
A) CDP(D732)~プリ(C290)~パワー(3B252Bシングル)の組み合わせ
・・・音数も多くすっきりして透明感は高いが音の厚みが平面的に聴こえる。
B)CDP(D732)~ライントランス(ST-X)~プリ(C290)~パワー(3B252Bシングル)の組み合わせ。
・・・音数がさらに増え音の厚みと実在感が出てくる。WEのトランスの効果は非常7に高い。アナログ(AD)のサウンドを超えている。
C)CDP(D732)~ライントランス(ST-X)~プリ(C290)~パワー(6L6Gシングル)の組み合わせ。
・・・音数的にはB)の組み合わせに一歩譲るがまとまり感ではこちらが上。フルレンジSPの様になめらかな音のつながりと音の透明感が高い。非常に聴き易い。
B)とC)の組み合わせは甲乙つけ難い。3B252Bシングルアンプは約7Wほどあるのでアンプボリュームを11時の方向でプリアンプのボリュームが9時の位置までしか使えない。この辺のフラストレーションがサウンドに出ているようです。アンプのボリュームを80%ぐらいで使えれば文句なしにこの3B252Bのアンプの方が格段のグレードの差を出すのかも知れない。
これに対して6L6Gシングルアンプの方はアンプのボリューム(ゲイン)位置が80%の位置で使える。ほぼアンプの性能をフルに使える。それでプリアンプのボリュームを9時以上に上げられる。
昨夜この比較試聴を深夜2時まで続けていました。しばらくは6L6Gシングルアンプの世界を楽しみたいと思います。
ちなみにどちらのアンプを使っても「聴感ノイズはゼロ」。SPのそばで聴き耳を立てても感じません。へたなトランジスターアンプはこのSN感に勝てません。透明感が非常に高いです。