Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

6L6Gシングルアンプを自宅へ

2009年07月28日 | ピュアオーディオ

6l6g_singl1

上の写真の6L6Gシングルアンプを自宅に持って行こうと準備しています。前回は3B252Bシングルアンプの緊急入院に臨時で使用しましたが、今回は「夏場用」として正式に使いたいと考えています。

前回使用時に「アンメーター部」の「うなり」(配線違いでした)と「ボリュームのガリ」が発見され、その修理も終わりました。ついでに予備の6L6Gも4種類、前段管のHL4の予備も5セット以上ストックしました。
整流管も5セット以上確保していますので本格的に使用できる体制が出来ました。

このアンプの魅力は「ピュアな音」と出力が「2Wくらい」の点です。通常6L6Gシングルアンプでは5W前後取れるのですが、前段管にHL4(MH4・VR37、VR38、354V)が使われている関係で2Wくらいしか出ていません。

自宅の707Jシステムは100dB以上の能率のSPですのでアンプの出力は2Wも有れば十分なのです。2Wくらいで使えるTr型のパワーアンプは非常に少なく、「パワーより音質」で真空管アンプにしています。
6l6g_singl2

当該6L6Gシングルアンプは前段管に非常に質が良く珍しい球を使っていますので貴重です。

このアンプを入れるからと言って3B252Bシングルアンプを退役させる訳では有りません。「冬用」システムとして入れ替えて使うつもりです。球の数が多いので熱量を少しでも少なくしたいとの考えです。

6L6Gシングルアンプを持って行くに従い、ラックの空きスペースの確保が必要ですので、ST-Xトランスを専務宅の分と交換します。今までは「正方形」のトランスでしたが、「長方形」のトランスになります。そして、こちらが本来の「私用」なのです。「音質の差」です。
ST-Xも3セット有りますが、みんなWEの古いトランスですが「型番」が違います。一番古いものを「オリンパスシステム」に、次を今回自宅に入れます。3番目が専務宅に行きます。やむを得ません。使う頻度の多い人が使わないといけません。