従来117Vトランス付き電源タップを使用していました。この場合117VはCDPのEMT#981のみが恩恵を受けたサウンドでした。(上写真2段目が117V電下トランス付きタップ)
本日夕方100V電源トランス付きタップが完成しましたので、今夕交換をしています。3時間ほど空演奏をして10時半から試聴を開始しました。最初はまだ馴染みが十分でなくきつい音も出ていましたが5時間後あたりから非常にまろやかさが出てきました。
コンセントのFT-D20A(R)が新品で合った為馴染ませるのに時間がかかったようです。オリンパスでも5時間程かかりましたので、新品のコンセントの馴染み時間は4時間から5時間必要と判断できます。
さて音質ですが、「音のゆとり」が出ていて「空間再現」のスケール感が大きくなっています。前後左右への音場が広がっています。音の重心が下がっています。
その反面、音の切り込みの面では若干の後退を感じます。ここの所はEMT#981が117V駆動から100V駆動に変わってるのでその影響のように感じます。
音の厚みや見通しの良さが随分改善されています。全体のバランスとしては「グレードアップ」と言えるのではないかと感じています。聴きやすさが増しています。SN感もアップしています。
やはり、電源にゆとりが出てきていると音楽もゆとりを持って鳴ってくれるようです。当分はこの状態で楽しみたいと思います。
出来ればパワーアンプを3B252Bの状態で試しかったです。やはりこのアンプの「音数」と「エネルギー感」の出し方は尋常ではないと思います。さらなる 高みを見る事が出来た事だろうと思います。今回のトランスを使っても6L6Gシングルアンプでは以前の3B252Bアンプの「オーラ」には勝てませんでし た。それでも大健闘の部類に入ってきました。
将来的にはEMT#981には117V電源を準備しようと思います。
取り外した117V電源トランス付きタップは明日専務宅のUREI813システムに行きます。