Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

「音質アップ」への出発点

2018年09月04日 | ピュアオーディオ
「少しでも良い音質で楽しみたい」と云う願望は誰しも持っていると思う。その為に機器やケーブル類のグレードアップ等をしてくる。またスピーカーやアナログプレーヤー・アンプのセッティングを詰めて行くと思う。

しかし、現実は「原理を考えない」性急で感覚的な「音質比較」に終始しているのが殆どの現実だと思う。アンプやケーブルを交換して15分くらいで「良い・悪い」を判断しているのが殆どではないだろうか?

個人的な意見を述べさせていただければ「科学的な知見」が無い、子供の遊びの領域で終始しているのが現状だと思う。「ローマは一日にして成らず」である。毎日のコツコツと積み重ねをして来たかが「プロセス」として大事である。(ノウハウを得るため)

「オーディオマニア」と自負している方の半分は1週間に1~2回しか聴かない方達である。その様な状態では「機器の劣化」、「ケーブル類の接続性低下」をづっと続けている事になる。その様な方が、倍近い金額の高額機器にグレードアップした所で、「一歩前進・三歩後退」の現実しかない。現状をキープするどころか「音質劣化」していることすら気付かない「耳」ではどうしようもない。

「音質アップ」への第一歩は「毎日聴いてやる事」・・・そしてそのシステムで累積2000Hr以上使い込んでみる事だと思う。何も新しい機器やケーブルに交換しなくても「確実に音質アップ」する。システム全体が「活性化」すれば「持てる力」がそのまま出て来るようになる。ここが「音質アップ」への出発点である。この出発点の理解もないままいくらグレードアップした所で「砂上の楼閣」で有ろう。