樽前山へ
苫小牧のビジネスホテルを出発して恵庭岳に向かいました。登山口に着いて、山登りの支度を終えたら、W君が足の痛みを訴えました。この足の調子だと途中で引き返すことになる。以前に登ったことのある樽前山なら登れると言ったので、急遽、目的地を変更しました。
樽前山の登山道路の入口に到着すると、既に車が3台列を作っていました。苫小牧市の腕章を着けた男性が2人で入山する車を管理規制していました。7合目の駐車場には沢山の車が駐車出来ないので、ここで一旦停めているとの事でした。
7合目駐車場に着くと、多くの車が停まっていました。地元の室蘭、札幌ナンバーは当たり前だが、京都や滋賀ナンバーを見かけました。人気が有る山であることをうかがわせました。
登山口から暫くは林の中の階段を登りました。ルートを外さないように両側にロープが張ってありました。程なくして、視界が広がる場所に出ました。前方に大きな山の姿が聳えていました。振り返ると駐車場が小さく見えました。ここまで上がって来たと言う感じがしました。
高山植物の花が見えだし、すれ違った登山者に花の名前を聞きました。イワブクロと言うのであって、またの名をタルマエソウと呼ぶと教えて貰いました。花の名を知ることが面白いです。さらに進むとガレ場の斜面に差し掛かかりました。
五合目登山口(8:53) ― 七合目駐車場(9:00) ― 西山・東山分岐(9:45) ― 東山(10:01) ―
周回路分岐(10:35) ― 風不死岳分岐(10:54) ― 昼食 ― 七合目駐車場(11:58)
西山・東山分岐は周囲に隔てる物が無く、360度の展望でした。正面には溶岩ドームが大きな姿で横たわっていました。外輪山の周回路を東山に向かって歩きました。時折、ガスが掛かってきました。東山の山頂には樽前山の大きな表示番があり、眺望も良く支笏湖が見下ろせました。さらに北へ進み、周回路を歩きました。登った印象は、火山であり、ミニ富士山みたいなと言う感想でした。
支笏湖沿岸の道路から見た、風不死岳。
この向こう側に樽前山がある。
斜面の階段を一段一段登って行く。
樽前山の山姿。
前方で大きく立ちはだかっているような威容が有った。
登山口に有った表示板の登山コース。
登山者に教えて貰ったイワブクロ。
またの名をタルマエソウと言う。
東山のピーク近くで。
ここまで上がってきて、駐車場が小さく見えた。
遠方には支笏湖が見えた。
大きな溶岩ドーム。
根元では噴火口から煙が上がっていた。
下山の周回路。
雲が低く垂れこめていた。
この樽前山は200名山になっていて、いい山ですよ。ここの麓まで行く道路は国道276号線で樹林の中を真っ直ぐに伸びる道路です。
丁度、富士の裾野に直線道路を設けたみたいなモノで、道路を走っていても北海道の自然を感じます。
岐阜県に住んでいます。四国には日帰りで讃岐富士に登っただけです。いずれは、石槌山や剣山、笹ケ峰、三嶺と言った山に行ってみたいと思っています。