Kオジサンの新・山歩きの記

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尾張三山   尾張富士 (275.0m)・尾張白山(247m)・本宮山(292.9m)

2016-12-15 23:30:06 | 山遊すずらん会

山遊すずらん会の12月例会で犬山市と小牧市を歩き、尾張富士 ・尾張白山・本宮山に登りました。尾北の低山を登って下って、また登ると言うコースを辿りました。
尾張富士浅間神社 ----- 尾張富士山頂 ----- 明治村前 ----- 入鹿池堤下 -----

尾張白山 白山社 ----- ヒトツバタゴ自生地 ----- 本宮山山頂 ----- 大縣神社駐車場

初めの予定ではバスで向かい、尾張富士の浅間神社で下車し、大縣神社で拾って貰う計画となっていました。元々は、13日に登る予定になっていましたが、雨のため延期にしました。そのため大幅に参加者か減少して12名の参加者となってしまいました。それで、止むを得ずバスの利用を中止し、車に乗り合わせて向かいました。13日は雨でした。そして14日は低気圧が通過した後で風が強かったのです。今日は風が無く、穏やかで良い山行日和でした。

大縣神社に車をデポしてきました。大縣神社ですが、「オオガタジンジャ」と読むのだと思っていましたが、「オオアガタジンジャ」と読むのが正しかったです。それに浅間神社をず~と前は「アサマジンジャ」だと思っていました。「センゲンジンジャ」が正しいと知りましたのですが。何か、機会が無いと誤って思い込んでいた言葉は改まりません。

尾張富士では毎年8月の第1日曜日に「石挙げ祭り」が有ります。老いも若きも、石を山頂まで担ぎ上げます。その時の様子は木を神輿しのように組んで、真ん中に石が据えて有りました。子供たちには、それなりの大きさでした。そんな、石を掛け声を掛けて担ぎ上げていました。


浅間神社の駐車場から出発です。




登り始めましたが、登り始めた箇所から、もう行く道の両側に献石の碑が設けて有ります。
足元はゴロゴロと岩が露出していますが、道幅は広いです。
この道を石挙げ祭りで、石を担ぎ挙げます。




登ってきて、後ろを振り返りました。
この辺りは直線の登山コースとなっていて、麓の団地が見えます。




途中、屋根が有る、あずま屋のようなところです。
大きな鎌が献納されています。
献納された時期が明治や大正となっていますが、大鎌はどんないわれが有るのでしょう。




今日のKオジサンの後ろ姿です。
今回の山行は私がリーダーを努めています。
それで、トップを歩きます。




みなさん。登って来ました。
山頂まで、もう少しです。





山頂に到着です。
立派な本殿が有ります。




山頂から見た南西の眺めです。
右は2011年3月5日に登った時のモノです。左は今日のモノで、5年と言う歳月が経ちました。名古屋駅周辺の高層ビル群。ビルの数が増えています。




山頂の三角点ですが、三角点の石柱が献石で埋もれてしまい、頭頂部が僅かに顔を出しているだけの状態になっています。
白い柱が有るから三角点の場所を確認できますが、この柱が無いと探さなくてはなりません。




献石が目に留まりました。
消防士になれるようにと、願をかけて献石しています。それも、一度だけの献石でなく、何度も何度も下から運び上げたのでしょう。




山頂から次の明治村を目指します。




裏側の登山道を下りますが、表の登山道ほど広く有りません。




下ってきて、アスファルトの道に出ました。




明治村の正門が見えます。





村の正門です。
クリスマスを控え、リースが飾って有ります。




入鹿池に向かって車道を進みます。
前方に、この後登る尾張白山が見えます。





入鹿池の堰堤下を歩きます。
先日、名東区を歩いた時、牧野ヶ池は愛知県で3番目の大きさの溜池だと聞きました。恐らく、一番大きいのがこの入鹿池なのでしょう。




神尾区に入ってきました。
おばあさんが野良仕事をしていて、みんなの視線がおばあさんに向いています。
派出所近くの信号の場所まで行って、大回りしてきましたが、神尾区の中を歩くのでして、ショートカット出来る道が有りました。




尾張白山の登山道に入りました。
杉林の中で薄暗くなっています。





白山社に到着です。
ここには、先客が2人居ました。




白山社の前でランチタイムです。
ここにはベンチが有りまして、寄せて食事の場所造りでした。
陽が当たりポカポカの陽気です。





白山社の裏側です。
入鹿池が見えますが、前に来た時より木の枝が伸びて眺望が悪くなっています。




こちらは南側の眺望です。
眼下に桃花台が見下ろせます。
左側の椀を伏せたようなのがナゴヤドームです。この画像には移っていませんが、この左に瀬戸のデジタルタワーも見えました。モヤっていますが、透明度が増すと名港トリトンの支柱が見えるかも知れません。




ランチタイムを終えて、下山にかかります。




薄暗い林の間を下山していきます。
白山社のの場所より三角点の場所の方が低いのです。
下山で、三角点には寄りませんでした。




落ち葉を踏みしめながら下りてきました。





神尾区の中まで下山して来ました。
左がこれから登る本宮山です。右は、先ほど登って来た尾張富士です。
両山を見比べても、高低が判りません。





神尾区のお墓の横を通ってきて、県道を横切り、愛知用水の横を歩きます。
このコースを歩き、ショートカットが出来ました。





ヒトツバタゴに向かっています。
先日の雨で道がぬかるんでいます。





ヒトツバタゴの自生地に来ました。





廣江先生から解説が聞けます。
ヒトツバタゴはモクセイ科の一種で、同じモクセイ科のトリネコは別名タゴと呼ばれ複葉なのに対し、ヒトツバタゴは小葉を持たない単葉であることから「一つ葉タゴ」と言う名が着いていると解説が有りました。
ヒトツバタゴ。またの名をナンジャモンジャと言います。ヒトツバタゴの言葉を何処で区切るのかと言う質問が出て、ヒトツバで区切り、タゴで発音するのだそうでした。
このように、現地で生(ナマ)の解説してもらえるのが良いところです。




落ち葉を踏みしめながら緩い坂を登って行きます。





坂道を登っていますが、初冬の弱い日差しが差しています。




木製の指示標識が何箇所かに有りました。





鳥居をくぐつて本宮山に向かいます。





石の階段を登って行きます。





本宮山山頂に到着です。
お社が有りますが、大縣神社の奥宮です。





お社の裏手に三角点が有りました。
プレートが添えて有りますが、標高が292.8となっています。国土地理院の地図では292.9となっています。



山頂の北東からは、白煙を上げる御嶽山が望めます。
今日は尾張富士や尾張白山からも見えましたが、ここからの御嶽山が一番良かったです。





下山を始めました。
途中に眺望が開けたところが有りました。
犬山市の長者町団地の方角です。
右はその画像をトリミングしたもので小高い山の上に犬山城が見えました。





指示標識で大縣神社までは200メートルとなっています。





モミジが有りますが、紅葉したモミジの残党と言う感じがします。





お疲れ様でした。
大縣神社まで下山して来ました。





境内で絵馬が下がっていました。
棟方志功だと思ったのです。近付いてみてみたら、その通りでした。
御祭神の神裔 玉比売命(たまひめのみこと)が描かれています。ヌードなのでセクシーなのですが、棟方志功の絵でユーモラスに感じさせます。



大縣神社の由来が書かれていますが、古くなり読み難くなっています。



感想
何時だったか覚えていませんが、尾張富士の近くへバスが通った時、ガイドが尾張富士と本宮山の背比べの話しをしてくれました。本宮山と尾張富士に巨大な樋を掛けて真ん中から水を流したのだそうです。流した水は低い尾張富士の方角に流れていったのです。尾張富士では、その事が起源で少しでも山の背が高くなるようにと石を上げるようになりました。
尾張富士の山頂と本宮山の山頂。どちらにもお社がありました。背比べの古事の有る場所を訪ねた。そんな気がしました。

尾張三山へ2011年3月5日に登りました。アレから5年が立ちます。尾張富士の山頂から名古屋駅の高層ビル群を眺めましたら、ビルの本数が増えていました。これからリニアの開通に向けて数が増えていく事だと思います。
ビルの数が増えた事に時代の流れを感じます。

ナンジャモンジャの自生地に寄りました。現地でナンジャモンジャの生の解説が聞けました。このように現場で解説して貰えるのも嬉しい事です。









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