夕方、16時過ぎ、妻がDSから帰ってきた。車から降りる時もいつものようにニコニコしている姿はもう何年も続いている
妻にとってはDSは格好のコミュニュケーションの場らしく、楽しいようなので私は多いに安心している
送ってきた運転手の施設長さんが 「今日もカラオケを二曲唄いました」 とのことだったが、私は 「上手く唄えたでしょうか?」 と、やや半信半疑で妻のカラオケがどの程度唄えているのかがやや心配にもなっている
妻の自慢をする訳ではないが、病気する前は抜群の歌唱力で誰からも愛されていた歌上手な妻だったが、今はいささかその歌唱力が落ちてしまったのは残念な気がしてならない
ところでお世話になっているこのDS施設では10月一杯で自己退職したり、人事異動の影響で4人もヘルパーさんが減って、そのやりくりが大変らしい
今朝も迎えに来た施設長さんもその人事異動で転勤したが、私が 「何処にお住まいですか?」 と聞いたら何んと神奈川県の遠い市の名前が出たのでびっくりしてしまった
ヘルパーさんが減ったので急遽、転勤を命ぜられたようだが、通うのに二時間もかかるそうで、時には夜中の1時頃に帰宅することもあるそうだ
ケアマネさんの話しだとどこの施設でも人員不足とのことだったが、介護職の世界は何か異常事態であるかのような雰囲気を感じてしまう
妻に 「カラオケは何を唄ったの?」 と聞いたら 「珍度物語」 と 「北の宿」 だと言った。昔からこの歌が好きだったがそれは変わっていないようだ。私も妻のカラオケを聞きたくなってしまった
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