今日は午前中は家の中を掃除したので、妻との散歩は14時半過ぎに空堀川沿いを歩いた
家を出るとすぐ空堀川沿いの遊歩道に突き当たるが、すぐ見えるのは干上がった川底だ。もう暫く水が流れていない川には何とも言えない物哀しさを感じてしまう
左岸を大沼田橋へ向かって歩いている時だった、突然その川底に赤ドラくんが現れた
飼い猫だろうがたっぷりと体の重さもあるようで、悠々と闊歩している
そんな姿を見ていると、人間ならば 「悠々自適の生活を楽しんでいる」 ように思えるが、できれば赤ドラくんに聞いてみたいものだ
それと自由に過ごしているのを見ていると 「赤ドラくんはいいなあ~」 と羨ましくなった
お金のことなんか勿論、食生活は飼い主が面倒を見てくれるから心配はないはずだ。あまり生活上の悩みもないのかも知れないが、人間の世界で問題となっている介護のことなどは猫世界では全く関係無いのであろうか?
そのな妄想を思いながら歩いていたら、私がその赤ドラくんになったような気になった
その時 「お父さん、どうしたの?」 と、妻が言った。暫し私が赤ドラくんを見ている姿に妻も 「変だ?」 と感じたのだろう
今日も平年に比べると気温が高い。確かに今年の陽気は異常だ
もしかするとあの赤ドラくんもそんな異常陽気に嫌気がして 「空堀川の川底」 で散歩していたのかもしれない
それにしてもそんな赤ドラくんに興味を示す私も、この陽気のように 「異常な男」 かもしれない
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