9時過ぎ、表で様子を見たら 「北風がビュウ~、ビュウ~」 と冷気を伴って吹いている。 「これじゃあ~、歩くのは無理だ」 と、日課である妻との散歩は諦め、車で買い物に行くことにした
こんな北風に逢いながら ”ブルッ” としながら想い出すのは子供の頃のことだった
ある時、ガキ共が校庭で遊んでいた時、年長のガキ大将が 「北風ってどっから吹いて来るのかなあ~」 と、問題提起した
それからガキ同士の討論が始まったが 「北風とは南から北に向かって吹く」 という説と 「北から南に向かって吹いてくる」 説がお互いの主張を繰り返したが、はっきり言うと北も南もよく判っていないガキ共だった
そこでガキ大将が 「北風と言うから南から北に向かって吹くんだべ~」 と言うのでそれで決着してしまった
あるガキ仲間が家に帰って父ちゃんにそれを話したら 「馬っ鹿あ~ 誰がそんなこと教えたあ~」 と怒られたそうだが、ガキ大将に反論することも出来ず、ずうっとそう思っていたそうだ
だからその討論会に参加していたガキ共は、ある時期までは 「北風とは? 南から北に向かって吹く風」 だと信じていたが、ゲーム機など無かったその時代には、そんなテーマでもガキ共にとっては大切な脳活性化の一時でもあった
今日も寒い。15時前の外気温は9度。当市のピンポイント予報によれば15時頃には北北西9メートルの風とのことだから体感温度はもっと低いはずだ
こんな寒い時には 「冬来たりなば、春遠からじ」 の故事を想い出す
単純に自然界で春を待つ心境でもあろうが 「春はすぐその隣、人生の厳しい冬もいつまでも続くわけではなく、希望に満ちた未来が すぐ後ろに控えている」 との例えの通り活きる上で支えになるいい言葉でもある
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