日暮らし通信


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春一番吹く

2017年02月17日 13時52分47秒 | 日暮らし通信
日暮らし通信

■□ 写真タイトル と 撮影場所 □■

好きな洋ランを撮る

都立神代植物公園にて
(撮影: H201119)



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今日、気象庁は 「関東地方で春一番が吹いた」 と発表したが、例年より三日遅れだった

午前中の妻との散歩でも南西の風が強くて、妻の帽子が飛ばされるような生暖かい風だった

想い起こせば昭和30~40年代ではこのような強い風によって大変な現象が起きていた

それは舞い上がる土煙によって 「黄塵(こうじん)空を覆う」 の如しの表現のように、見渡す空は黄色く霞んで視界も悪くなってしまった

今のようにサッシの無かった和風の家は隙間だらけだったから、超細かい土の粒子が屋内に入り込んで至る所に舞い込んでいた

どの家でも雨戸を締めてひたすら風の止むのを待ったが、それまでは掃除もしないで 「じいっと」 と、静かに時を過ごしていた

だが、今では強風でもそのような現象は無くなったのは、明らかに農地の面積が減ったからだろうと、私は推測している

かつては当市でもかなりの面積の農地があり、冬の時期は休耕状態が多いから強風によって乾いた軽い土が上空に吹き上げられたのだろう

しかし、今日の上空は普段と変らぬ空が一面に広がって黄塵の舞っているのを見ることはなかった

生活するには有り難い環境変化だが、たくさんの農地に囲まれていた昔の 「農のある風景」 はまた格別の趣があった。まだまだ自然に恵まれていた当市のその頃の風景がまた想い出される

14時前の外気温は21度、だが明日からはまた冬の寒さに逆戻りの予報だ