諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

兎渡路。

2013年11月26日 01時36分45秒 | 伝説

私の故郷、福島県いわき市豊間に「兎渡路」と言う地名があります。「となりのトトロ」じゃ無いですが、「トトロ」と呼ぶようです。

この「兎渡路」ですが、いわき市で一番津浪の被害が多かった地域と言えます。

「兎渡路」を直訳すればその名の通り、「兎が渡る路」となります。でも少々疑問です。

だって「兎が渡る」と言う事は、「兎が道を横切る」、「兎が川等を渡る」と言う意味になります。これ、変だと思います。

「渡る」よりも「通る」の方がピッタリ来るのではないでしょうか。「兎通路」でいいと思うのですが、何故に「兎渡路」なんでしょうね。

まあ、「兎渡路」の方が語呂が良いからなのかも知れません。多分、その説が一番有力だとは思います。

でも兎渡路の津浪被害を見て、この場所は津波が来る。「兎渡路」とは津浪の通り道と言う意味じゃないかと思えるのです。

何時もの通りアイヌ語で「兎」を考えます。「兎」はアイヌ語で「イセポ」と発音します。この「イセポ」ですが、「伊勢風」って事じゃないでしょうかねぇー。

更に「イセポ」は「兎」の他に「三角」を意味します。

よく「兎」は「白波」と形容されますが、白波は海を飛び跳ねる兎の様に見えるからだと思います。そして白波を形で表すと「三角」と言えます。つまり、「三角」も「白波」です。

「兎+波」で「波乗り兎」。「三角+波」で「三角波」、つまり「大津浪」を意味します。っと言うことは「波乗り兎=大津波」になるのではないでしょうか。「伊勢風」も台風と考えられますので、尚更そう思います。

1100年前にも貞観の大津波が襲来し、「兎渡路」の地域は甚大な被害を受けた。それを知らせる為に「大津波が渡った路」という意味で「兎渡路」の地名になったのではないでしょうか。

まあ、地震・・・・・・・・・・じゃなく、自信は無いですけど。

 

ではでは。

 

 

 

 

 

コメント (3)
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