諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

人の命を預かる怖さ。【東日本大震災・大川小学校の悲劇】 その1

2014年03月16日 00時56分02秒 | 東日本大震災
先日、「ネガティブの薦め」と題してブログを書きましたが、本当は今回のお題での前置きを書いて、そのまま文章を切り離して、急遽ブログのタイトルにしてしまいました。長くなってしまったので・・・・・。

それだけ東日本大震災ではネガティブと言うか悲観的に地震や津波について考え、油断せず備えていればこれ程多くの犠牲者は出なかったのになぁーと思います。

何か本当に津波に対しての考えや備えが、皮肉にも裏目裏目に出たケースが多かったと言えますね。

例えば岩手県・田老地区の万里の長城と呼ばれた防潮提です。高さ10メートルの防潮提でX形の形で田老地区を守っていました。

田老地区はこれまでにも再三津波が到来し、住民の大半が亡くなっています。もう誰も津波では死なせないと言う信念で造られた防潮提で、世界的にも有名。どんな津波が来ても安心とされていました。

しかしながら3.11の大津波は想定外の規模で、頼みの万里の長城はあっさりと決壊。皮肉な事に防潮提に守られていた地域の方の犠牲者が、防潮提の前に住んでいた方々より多かった。つまり、防潮提を過信したのが死に繋がった訳です。津波を甘く見た結果と言えます。

そして現在、3.11の大津波に対抗出来る防潮堤を津波被害地で造っています。最大で15メートル程の高さの防潮提です。田老地区以上の防潮提です。

しかし、あんなの必要なんでしょうかねぇー。中国の本当の万里の長城も造った意味が無かったと聞いていますが、これに安心して油断して更に3.11以上の大津波が到来し、またまた津波犠牲者が増えたりするのではないでしょうか。

3.11の津波は6メートルと発表されましたが、入り江の地形等や偶然が重なったりで津波が三角波となり、高さ50メートルの津波になる可能性がある訳です。たった15メートルで大丈夫なのでしょうか。

女川での津波の高さは20メートルでした。最大15メートルの防潮提を造ったとしても5メートルも超えられてしまいます。意味がないと思います。

防潮提で津波を防ぎたいのであれば、最低でも50メートルの高さがないと安心出来ません。それでも大した意味も無く最高15メートルの防潮提を造る訳は、宮城名物・箱物経済の延長なのでしょうね。

津波を防げなくても防潮提を造る事で地元にお金が落ちる。人の命より目先のお金と言うことです。

この程度の防潮提で大丈夫と信じさせ被害者が出るより、土建屋を儲けさせる方が官としては自分の権力を見せつけ、優越感に浸れるから嬉しいのでしょうね。

そしてあわよくば以前の仙台市長、宮城県知事の様に甘い汁をチュウチュウ吸うつもりなのでしょうか。欲張って1億円の賄賂をチュウチュウして、刑務所に入れられたのなんか忘れてね。

ホント、宮城県・仙台市は懲りない面々が多いです。気仙沼市なんか無人島にまで防潮提造るそうです。その無人島の田んぼの塩害を防ぐ為に。その無人島の田んぼは休田地で、米は作っていないのに苦しい言い訳ですわ。

何時まで経っても駄目な県ですわね。津波様々で喜んでいるんじゃないかと疑りたくもなるって話ですよ。全くもう。


つづく。
コメント
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