諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

人の命を預かる怖さ。【東日本大震災・大川小学校の悲劇】 その2

2014年03月17日 00時50分29秒 | 東日本大震災
さて、ここからが本題です。大川小学校の悲劇です。

大川小学校の津波被害に付いては、多くのメディアが取り上げているし、ブログを詳しく書いている人も大勢います。その塗り直ししてもしょうがありません。

それと当時の状況は学校側も隠したい意思が働いている様で、中々真実が見えてきません。だから結論付ける事は大変困難です。

そこで私は被害にあった当事者の心情を重視して考え、何故これ程までに多くの犠牲者が出たのか、持ち前の捻くれた根性で、他の人とは別の観点で推測してみたいと思います。

先ずは被害状況です。宮城県石巻市の大川小学校は、及波湾に注ぐ北上川河口から4キロ程遡った場所にあります。

被害にあった生徒数108人の内、死亡した生徒は68名。行方不明の生徒は6名。教師は11名中9名が死亡、1人が行方不明。校長先生は出張中で被害には遭わず生存。当時の最高責任者は教頭先生になります。

ここで注目は、大川小学校は過疎地の小学校であること。そして教師は校長を入れて最低でも12名在籍していると言う点です。先生1人に対し生徒は10名ほど。つまり目が届き管理し易かったと言えます。

そして大川小学校の所在地はここ300年、津波の被害が及ばなかった土地となります。チリ地震津波でも被害は皆無。故に津波での避難場所に指定されていました。ここが一番の問題点ですね。

極論を言いますと、もし大川小学校が4階建て以上の建物であったら生徒は全員助かっていた筈。それなのに校舎は2階建て。つまり、この校舎は津波への対応を考えられずに建設されたと言う事です。

300年津波が来なかったとしても1000年単位で考えれば津波は到達していた筈です。それなのに300年でしか津波を考えていなかった。避難地区に指定されていたのですから当然です。これは宮城県教育委員会の認識不足、更には怠慢さを指摘出来ると思います。

実は私、この地区には何度か足を運んだ事があります。この学校の目の前を流れる北上川のその場所はサクラマスの有名なポイントですし、その近くを流れる富士川、そして富士沼は全国に知られたヘラブナ釣りのメッカで、私もボートで釣りをした事があります。現在でもバス釣りのトーナメントが開催される有名な沼です。

その場所に震度6強の地震が起きれば、津波も十分ありえると私なら考えます。これまでの津波がここに来なかったのは、奇跡的とさえ思ってしまいます。津波の避難場所とするにしても、2階建ての校舎ってどう考えても甘いのではと考えます。

私、チョット勘ぐっているのですが、もしかしたら校舎に無駄にお金をかける為に、態と2階建てしたのではないでしょうか。

何たって宮城県は箱物経済で成り立っている県です。箱物が無かったら県としては成立しないと言っても過言ではないのです。

例えば仙台市の工場出荷指数を1とします。私の生まれ故郷の福島県いわき市は仙台の2.5倍、郡山市は1.5倍、福島市で1倍チョイ位です。東北ナンバーワンの巨大都市の仙台なのに経済は脆弱なのです。だから国の税金で無駄な箱物を「これでもかっ」と感じで幾つも幾つも建てているのです。しかも、とんでもなく豪華に・・・・・。

大川小学校も例外じゃないです。あれは108名の生徒数としては大きすぎます。しかも非常に豪華です。多分、女川原発マネーも入っているのでしょうが、無駄に金をかけて造っています。どうしても疑っちゃいますよ。

一見、2階建てより4階建ての方がお金がかかるのではと思うでしょ。

しかし、建物で金額が一番かさむのは基礎工事です。単純に考えて、2階建ての基礎部分は4階建ての2倍です。だから同じ容量では2階建ての方が高額になります。

そう考えると津波を無視して、地元の土建屋に金を落とす事を最優先にしたと思うのですが、私の考え過ぎでしょうか。

もしそれで4階建てを造らずに2階建てにしたのであれば、とんでもないくらい罪な事したと思いますね。


つづく。


コメント
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