続きます。
それにしても5回で50円なのに練習させろとは、子供にとって50円は大金なのでしょうか。彼らは生まれた時から不況。景気の良い時代を知らない。だから成人して就職してもお金が怖くて使えない。そんな人達ばかりになると日本は更に更に不況になる。これは将来、大変な事になりそうですわね。
正直、私、今回の輪投げ屋台はお邪魔虫だったかも知れないです。家族3人に他人の私が混ざる事なかった。否、混ざりたくなかったです。
夫は初の商売でハシャギ捲くって輪が入りかけると「惜しい!! 惜しい!! もうチョット!! うわぁー、あぁーっ」と絶叫。幼稚園児の息子もそれにつられて「惜しい!! 惜しい!!」を連呼しています。楽しんでやっています。一緒にいる私は仕事としてやっている。この違いかな。
この程度で熱中し熱くなれるなんて幸せだな。家族三人幸せなのだろうな。
私は家族を持つのに少なからずストレスを感じる。この程度の事で私は何も感動しない。熱くなれない。だから上を目指せない。行動出来ないのか。
うーん、この家族を見て自分の人生を振り返り、自分は考え過ぎているのではないかと思いました。
人生ってなんだろう何て考えるべきではない。考えすぎると昔の小説家みたいに自殺するしかなくなるのではないか。
何も考えないと失敗する。考え過ぎると何も出来なくなる。世の中って難しいわ。否、難しいのではなくて考え過ぎて難しくしているのか。
うわぁー、判らん。これは深く考えるべきではないと言う事なのでしょう。もう、ここら辺で考えるのを止めときますわ。
輪投げはこの男性が大型商品を入れ易くし過ぎて、商品が取られ捲くりで客が途切れてきました。
当たり前だよ。終了時間まで途切れさせないのが商売の腕の見せ所だろうに。まあ、楽しんでやっているのだからしょうがないか。
私はそれで食事を取るため輪投げの屋台を離れ、鉄パイプの足場で作った催し物ステージ前のビニールシートに座り、折り畳みテーブルに神社から貰ったお弁当を広げた。
貰った弁当はオニギリ2個、鳥唐揚げ2個、ミカン1個、お茶。そして私だけカツ丼弁当貰っちゃいました。カツ丼は家に持ち帰り、おにぎりをぼんやりと食べ始めました。
ステージでは30~50代女性のフラダンス。中々優雅に踊っています。観客はガラガラでもけなげに楽しそうに踊っています。私は踊りが終わる度に拍手します。ステージのフラダンスの女性たちが惨めにならないようにです。
そこで気になる者たちを見つけました。6人の中学生です。彼らはステージの真ん前に陣取っています。それなのに皆ステージに背を向けてカードゲームをしている。非常識な奴らです。ずっーとやっていた様です。何で引率の先生は注意しないのだろう。ステージで演技をした人たちは彼らを見て悲しくなったでしょうね。気の毒です。
これが「ゆとり」と言う奴なのでしょう。人の気持ちが判らない。自分中心。これでは日本の将来も先が見えた感じです。酷いもんだ。
彼らを見たら私の甥っ子、姪っ子は結構まともだと思いました。甥っ子二人は気持ちが優しすぎるのが気がかりですが。
ネットでこの中学生たちの学校を検索したら、数年前までは評判が良かったみたいです。しかし2年ほど前に力のある教師が数人抜けて、校風も悪化したとコメントがありました。虐めとかもあるそうです。教育熱心な教師がいなくなると、ここまで駄目になるのでしょうね。本当に宮城県はまともな教師が少ない。どうしようもないです。
話は変わりまして、フラダンスを踊っている横を晴れ着を着た七五三の女の子と男の子、そして和服を着たその子たちの両親が歩いていました。こう言うのって子供は嬉しいでしょうね。私は全然覚えていませんけど。
そういえば以前、禰宜の友人から七五三で余った千歳飴を大量に貰ったことがあります。最近は貰っていません。糖尿なもので。
あの千歳飴は美味しかった。舐めたいな。でも50過ぎて千歳飴の袋を持ちながら飴を舐め舐めしてフラダンスを見ていたら、どっから見ても変なオジサンですね私。でも美味しいから舐めたい。あったら舐めていただろうな。
どうも私はあの知的障害の武蔵丸に近い人間の様な気がします。これでも僅かなスペックで頑張ってきたのかなぁー。
ステージが終わり、一斉に客は帰りました。私は後片付けも手伝います。テントを畳んだり、いろいろ運んだり。
友人は感謝の気持ちからか豪華な弁当二つとおにぎり弁当を二つまたくれました。私は5つの弁当を下げバイクへ。
今年の祭りも終わりました。また来年ですね。
ではでは。