続いています。
話を教祖と行った岩手県の某神社に戻します。
私はただ誘われて神社参拝の一泊の旅に同行したのです。
以前にも釣りで西会津に教祖と共に行ってます。泊った場所は教祖のファンの方の家です。今回はホテルでした。
私もそうですが、教祖はタバコを毛嫌いしています。おかげで一般の部屋より2000円高い禁煙の部屋に泊まりました。一泊13000円でした。
私は神社参拝の旅だと思っていたのですが、教祖の目的は彼のファンである女性の神社で正式参拝をするのが目的でした。ホテルに泊まったのもその時の下見の為です。
でも、問題があります。その女性の実家である神社では瀬織津姫は祀られていない。主祭神として祀られているのは天照大神なのです。
教祖の考えとしては天照大神の荒魂は禍津日神。禍津日神は瀬織津姫の説がある。だから天照大神は瀬織津姫として正式参拝を目論んだ様です。
私は一瞬で思いました。絶対に断られると。
教祖がどっかの国の元ファーストレディと昵懇だった時、熊野本宮大社の会場で元ファーストレディとのコラボセミナーを開きました。200人以上集まりました。
その時、熊野本宮大社側からきつく言われているのです。「絶対に熊野権現は瀬織津姫だとは言うな」と。
当然です。教祖は神道の根本が全然分かっていない。本は出していても素人以下の知識なのです。スピリチュアルの考えに支配されていますから。
熊野本宮大社側が熊野権現を祀っているのに、神道を湾曲しているスピリチュアルが「熊野権現は瀬織津姫だ」などと言われたら、前代未聞の騒ぎとなる。熊野本宮大社の立場は無くなる。
スピリチュアル馬鹿の元ファーストレディの知名度で、神社側はコラボセミナーをOKしたのでしょうが、渋々だったと思います。ハラハラしていたと思います。この二人、神道の根本を知らないポンコツですので。
実は仙台で教祖のセミナーを主催した女性もスピリチュアルな方で、牡鹿半島の金華山黄金山神社で教祖の名の元に正式参拝を目論んでいたのですが、黄金山神社側から断らたみたいです。
そりゃそうです。黄金山神社には弁才天が祀られています。教祖からしたら「弁才天=瀬織津姫」。だから正式参拝を目論んでいた。
しかし、黄金山神社では弁才天は金山彦神・金山姫神としている。それを神社の施設内で「弁才天は瀬織津姫だ」なんてポンコツスピリチュアルに言われたら、たまったものではない。
黄金山神社では「弁才天=金山彦神・金山姫神」として長きに渡って祀ってきた。その歴史を踏みにじる発言をされては困る。神職だったら絶対に断る筈です。
実は教祖は、私の友人が宮司を務める神社にも正式参拝を私に求めて来ました。私は馬鹿かと思いました。
友人の神社の主祭神は天照大神。それを正式参拝でのスピーチで「天照大神は瀬織津姫だ」などと言ったら、神社の扁額に泥を塗る行為です。
それでなくてもスピリチュアルな人間は、日本中の神社に迷惑行為をしている。スピリチュアルな人間は神社側から嫌われているケースが多いのです。
私が宮司の友人に聞くまでも無く、絶対に友人は断ると確信しましたので私は教祖にこう言いました。
「あいつは掴みどころのない奴で、〇〇〇さんのレベルでは煙に巻かれるだけですよ。断るに決まっていますよ」と。
教祖は私にそう言われムッとしていました。
続く。