続きです。
さて、良く言うと新興宗教。悪く言えばカルト教団が発生したのは江戸時代後期から明治時代にかけてです。それが今でも続いています。
仏教系、キリスト教系、神道系、色々あります。
代表的な教団名を上げれば、天理教、宗教・大本、生長の家、天照大皇神宮教、立正佼成会、創価学会、世界救世教いずのめ会、PL教団、真如苑、GLAと言ったところが有名です。まだまだあるのですが、覚えきれないです。
これらの新宗教では上記、仏教、キリスト教、神道の変形。或いは合成と言えます。
教祖の考えから創りかえたと言うか、大元とは違い独自の解釈となってたりします。
先の「ののさん」は出口王仁三郎、岡田茂吉の本を読めと私に言いましたが、宗教・大本の出口王仁三郎はイタコ芸人なのです。
先日亡くなりましたが幸福の科学の大川隆法も同じイタコ芸人です。彼の息子は父親をイカサマと言ってましたが。
神が憑依した、死者の霊や生霊が憑依したと言って、変な口調で騒ぎ立てる感じで話す。一昔前なら狐憑きだと思われます。
私、アルツハイマー&パーキンソン病を発症していた精神疾患の者と対峙したことがありますが、彼も訳の分からない事を言ってました。
宗教・大本の出口ナオは精神疾患だとされていますが、婿養子の出口王仁三郎と不仲で、ナオは天照大神、王仁三郎は素戔嗚尊を憑依してイタコ芸人同士で口論をしたことがあるそうです。
これってイタコ漫才ですね。私も観てみたかった。通常の漫才よりも笑えるかも。
イタコと言うと恐山のイタコが有名ですが、本来のイタコは盲目で、生きる術がイタコしかないからその職に就いたと言えます。
彼女たちは目が見えない。それでも生きて行かなければならない。それで客の先祖の霊を自身の身体に降ろして、客と会話させる。
以前は瀬織津姫だとも言われているオシラサマを降ろすイタコも存在していたそうですが、2000年で途絶えたそうです。
彼女たちの力は本当なのか。
極論を言えばメンタリズムだと言われてます。本当に霊が降りて来る訳ではないようです。ですが、ただのメンタリズムではない。
彼女たちは目が見えない。苦難の人生を送っている。その者が先祖の話だとして、客に人生のアドバイスをする。
神道には受代苦の考えが有りますが、イタコも盲目と言う苦しみの中で生きている。その言葉には心理が宿っている。客はイタコの苦しみに生きる姿と話に感動し、襟を正して生きて行ける様になる。
一つのカウンセラーと言いましょうか、それで客が納得して人生を歩いて行けるのなら、イタコの存在価値は大いにあると言えます。
しかし、他の拝金主義のイタコ芸人が創った教団はどうか。
完全に金と権力にまみれている。それで宗教・大本の信者だった岡多茂吉は脱会。「いずのめ会」を立ち上げています。
岡田茂吉も交霊によって神託をしていました。彼もイタコ芸人です。
多分、出口ナオ、出口王仁三郎のイタコ芸を見て、「これにはワシにも出来るわい」とでも思って大本を離脱して、いずのめ会を創設したのでしょう。
岡田茂吉は病弱で医学に疑問を持っていたことから、自然農法と「手かざし療法」で人を癒していました。それで巨万の富を得て芸術品の収集ばかりしています。この男は物欲の塊です。
更には仏教、キリスト教、神道をごっちゃにして訳ワカメ状態となり、何度も教団内で分裂を繰り返しています。
新興宗教と言うのは、どこもこんな感じになっちゃいます。幸福の科学もそうです。教団内の権力者や幹部達が揉めるのです。
現在の「いずのめ教団」は岡田茂吉がやっていた交霊は止めています。
手かざし療法でも治らずに人を死亡させた事例が発生し、内科、精神科、心療内科を併設して「手かざし療法」を続けている様です。
岡田茂吉は西洋医学医学を否定していましたが、現在は西洋医学と併用で「手かざし」の療院を運営しています。
私、家から近かったのでこの「いずのめ会」の心療内科・精神科に通院しようと考えたことがありますが、サイトを見たら割と奇麗めのお姉さんが、死んだ魚の様な目をして患者に「手かざし」をしていました。
通院するか迷いましたが、「貴方の心の病は薬では治らない。手かざしで治す」とか言われ、高額な治療代を請求されるのではないかと危惧して行きませんでした。
やっぱり、たかが人間がイエス・キリストの真似して「手かざし療法」しても、私の心の病は治らないと思いました。
現にキリスト教でさえ、イエス・キリストが用いた「手かざし療法」は施行されていない。あれは治癒神・イエスだからこそ出来る技。
岡田茂吉はイエスを真似て「手かざし療法」を考案したと思えますが、西洋医学では救えた命を「手かざし療法」に固執した為に死者も出ている。
私は岡田茂吉の「いずのめ教団」は信じられませんね。
続く。