諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

ホツマツタエが偽書であると言われる所以。その3

2023年10月24日 08時05分27秒 | 人を不幸にする禍のスピリチュアル。
続きです。

イタコ芸人の変形もあります。日月神示です。これも「ののさん」が知ったかぶりして得意げに話してました。

この日月神示は、教祖??の神典研究家・岡本天明に国常立尊なる高級神霊から啓示を受けて、自動筆記をすると言うものです。書物にもなっています。

この日月神事は漢数字や独自の記号、そしてカナ文字、抽象的な絵で描かれています。書いた岡本天明も何が書いてあるのか分からなかった。

その日月神事を岡本天明の死後、仲間の神典研究家、霊能者、天明の妻の岡本三典によって、ある程度は解明されたそうです。

でも、私には不審点があります。ここで登場する国常立尊は日本神話の根源神です。古事記では神代七世の最初の神とされています。もっとも古い神なのです。

そして日本には元来、文字が無かった。漢字が日本に入って来たのは五世紀頃とされています。

何で国常立尊は漢数字やカナ文字を知っていたのか。国常立尊は五世紀頃に日本に現れて漢数字やカナ文字を勉強したのか。神だから何でも分かるのか。

この点が矛盾しています。

私は人が癲癇など精神的におかしくなって、狂乱状態になり書くことは有り得ると思います。

っと言うより、癲癇を装ってそれらしく書くことは私でも可能です。

私で出来る事ですから、神典研究家の岡本天明にも可能な筈です。

岡本天明やその妻、そして仲間の神典研究家も、自働筆記の書を神典とした新興宗教の設立を計画していた。私にはそう思えます。

そして最後にホツマツタエです。

縄文時代、日本の人口は現在の鹿島神宮・香取神宮周辺、仙台市周辺、弘前市周辺に集中していました。

私が追っている鬼渡神からその本質が証明できるのですが、それは置いときます。

ホツマツタエの舞台は仙台市、岩切町、利府市、多賀城市周辺と言えます。

だから私も若い頃、読んでいたのです。鬼渡神でもある瀬織津姫も出て来ますので。

このホツマツタエは、神代文字とされる「ヲシテ文字」なるもので書かれています。

でも、何度も言いますが日本には文字は無かったのです。

文字ほど便利なものはない。それなのに「ヲシテ文字」があるのに何で日本語として採用されなかったのか。

しかもです。この「ヲシテ文字」ですが、私には漢字がベースとしか思えません。漢字の変形と言えます。

漢字は中国から伝来したのです。元々日本に「ヲシテ文字」があったのなら、何で漢字に似ているのでしょうか。

日本の「ヲシテ文字」が何時の日か日本では忘れ去られ、日本から中国に渡り、漢字として日本に戻って来たと言うのでしょうか。

流石にそれは私、考えられませんね。

そしてホツマツタエの中心の神と言えるアマテル神。

瀬織津姫がその正室、若しくは第一側室だとか言われていますが、その下級の側室??に「麻子」なる女性の名が書かれています。

「麻子」って今でも普通に見られる名前ですよね。

日野富子とか北条政子とか今でも使われている名前がありますが、「麻子」と言う名も古くても鎌倉時代や室町時代の名前の様に思えます。とても神代の時からあった名前だとは思えません。

そしてホツマツタエは1700年代後半に出版された。それ以前にはホツマツタエの伝承は皆無です。急にホツマツタエが出現したのです。

聖書だってハムラビ法典まで遡る事が出来るのです。急に1700年代に現れるのはおかしいです。

偽書とされる東日流外三郡誌も1970年代に和田家の屋根裏から急に落ちて来たそうですが、その伝承は歴史的に遡れない。だから偽書に認定されています。

ホツマツタエは古事記・日本書紀の原本だと言う人もいますが、遡れない以上、偽書であるとしか言えません。

誰かが古事記・日本書紀や日本の伝承を通じて1700年代後半に創作した書物だと言えます。

古事記や日本書記の伝承は見つかっています。ホツマツタエはそれらの伝承に大祓祝詞を重ね、誰かが物語調に書いた空想神話スペクタクルだと私は断言します。

ホツマツタエが古事記・日本書紀の原本になったのであるならば、ホツマツタエはその時代からあった筈。その原本が無いのであれば、その答えしか出て来ません。

以上です。

宗教はお金と権力、そして人々の信仰を生みます。其れ欲しさに神をでっち上げる人が今も昔も大勢いる。

現在は宗教法人の設立は難しい。だからスピリチュアルヒーラーとして神を語り霊感商法で人を騙して生きている悪人が大勢いるのです。

宗教に走る人は哀しい想いをして神に縋る。否、神を語る教祖やスピリチュアルヒーラーに縋る。そして気が付く。教祖が語る神よりもお金の方が万能である事を。

姉妹でアナウンサーをしていたが、妹の方が禍を振り撒く歌舞伎役者と結婚した。子供は出来たが、自分は病に侵された。夫は医学では無くスピリチュアルで治そうとした。それで手遅れとなり、妹の女子アナは亡くなった。

姉の女子アナもスピリチュアルに走った。元ソープ嬢が教祖の子宮教に入信した。結婚した夫もスピリチュアルな人間だった。

そこから彼女も自分の知名度を生かして、霊感商法と言えるスピリチュアルヒーラー商売を開始します。訳の分からない石などを売っていると聞いています。

最初は神を信じていても宗教のシステムを学び、金を生む方法に気が付く。自分でも出来ると思う。そして霊感商法に歩みだす。それが大半のスピリチュアルヒーラーの実態です。

人から神を語るヒーラーとして崇拝される喜びを知ってしまった。自分を信じ切った信者は、自分の思いのままになる。操れる。喜んで自分にお金を捧げてくれる。

人は宗教を一度知ってしまうと、中々抜け出せなくなります。人を騙し惑わし操る楽しみを覚えてしまったので。

宗教で人を操る喜びを知ったら、スピリチュアルヒーラーが改心するのは難しいと言えるでしょう。神様商売は一度やったら止められないのです。

人間は生きて行く上で信じられるものが必要です。そこに目を付けて騙す悪人が教祖であり、スピリチュアルヒーラーです。

だから「神と自分」。それで宗教を完結すべき。

自分で神や宗教とそり歴史を学び、自分の神を探し辿り着くべきです。そしてその神を実感すべきなのです。

神を信じなければ生きられない人は大勢います。信じるなら神を語る者では無く、神のみを信じるべきです。自分が信じられる神だけを探すべきだと思います。

それが自分にとっての真実の神なのですから。


ではでは。











コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする