またまた今回もクルマのお題です。愛車・日産ブルーバードシルフィ20XJ-Gに付いてです。
私は病的に車酔いします。情けない位に。特にトヨタ車が駄目です。車内のケミカル的な匂いを嗅いだだけで酔っちゃいます。一気にマーライオン寸前になります。
多分、匂いで酔うのではなく、トヨタ車で車酔いし死ぬ思いした記憶がトヨタ車の匂いで蘇えり酔うのだと思います。
しかし、何でトヨタ車に乗ると酔うのだろうか。車酔い暦50年の私です。既に突き止めています。防振ラバーブッシュです。ゴムブッシュとも言います。これが元凶だと思います。
クルマはエンジンで走ります。エンジンの爆発力で走るのです。その振動を防ぐ為にクルマの要所要所に部品と部品をジョイントする部分にラバーブッシュが付けられます。こいつです。こいつが悪いのです。
特にサスペンションと車体のジョイント部分に付けられるラバーブッシュが悪の親玉です。こいつがクルマを加速させる時、コーナーを曲がる時に不自然な動きをして私を酔わせるのです。
しかし、トヨタ車が特に酔うのは何故でしょう。ラバーブッシュはどのメーカーも使用している筈です。不思議ですよね。
まぁーこれは私の想像ですが、トヨタは静かさが命の自動車メーカーです。「いつかはクラウン」なんかは、ベンツよりも世界のどんな車よりも静かだと言われています。
っと言う事は、ラバーブッシュを多用している。しかもボリュームのある奴を使っていると考えます。だからトヨタ車が一番酔ってしまうのだと思いますね。
そう言う訳でトヨタ車だけは避けてきました。そして選ぶクルマはサスペンションがガチガチに硬い奴です。そして当然、ボンネットが見えて無くてはいけません。それが私のクルマを選ぶポイントになります。
そうなると当然、サスペンションが硬いスポーティーグレードになります。私は別に飛ばし屋じゃないし、運転技術は低性能なのにです。矛盾してますよね、これ。
そう言う訳で「ブルーバードシルフィ20XJ」を購入しました。しょうがなく、仕方なく・・・・・・。
それなのに、それなのに、このシルフィ、車酔いしてしまうのですよ。何でだよ、おいっ。
前車の「日産セフィーロ・クルージングターボ初期型」では酔う事は有りませんでした。前々車のの「いすゞアスカ・ガソリンターボ」も酔わなかったです。それなのに・・・・。
シルフィ20XJ-Gはシルフィの中でも一番のスポーティーグレードです。だから車酔いしないと思い買ったのです。前々々車の「日産オースター」も車酔いはしなかったのに。何故なんだよ、コノヤロウ。
それに今までクルマの中でもシルフィは直進安定性が悪いです。高速でブルブルします。雪道も簡単に横滑りしますし、ダートなんか走れたもんじゃありません。ボロボロです。崖から落ちますよ、あれでは・・・・・。
これまでのクルマではそんな事は無かったのに、何でシルフィが。FF車だから高速も雪にも強い筈なのに・・・・・。
何でだろ~、何でだろ~と思い調べました。判りましたよ原因が。全ての原因は「トーションビーム」なるコストカットの鬼のようなサスペンションに有ったんです。
実際、シルフィ20XJ-Gのサスペンションはマルチリンクビームといいます。ビームと付きますからトーションビームの一種です。トーションビームの欠点を補ったサスペンションだから、最近のクルマよりも大分マシと言われています。それでも酔っちゃいます。4輪独立サスペンションには性能面で遠く及びません。
それなのに日産はこのマルチリンクビームさえ止めてしまい、トーションビームに落としたのです。もう乗れませんよ、最近の日産車には。トヨタと同じ事してたら売れないの判らないのでしょうか。
このトーションビームなるサスペンション、簡単に言うと安価なミニカーのサスペンションと構造は同じです。タイヤとタイヤを軸で通し、軸の中央を車体に固定しています。これによって約7万円程度のコストカットと、サスペンションの小型化が可能になります。今の日本の殆どの小型車がこのサスペンションです。
トーションビームの欠点は軸を車体に固定している事です。だから一方のタイヤへのショックが、もう一方にも伝わってしまう。だから不自然な動きとなりチョットした路面のギャップでもヘロヘロになっちゃうし、安定性も悪い。クルマにも酔い易くなると言う訳です。昔の四輪独立系のサスペンションなら(高級車は現在も使用)、こんな事にはならないのに・・・・。
現に高速道路の最高速度の見直しが検討され、「140キロまでにしようか」ってな案が出ているそうですが、余りにもトーションビームのクルマが増え過ぎたため立ち消えになってます。トーションビームでは高速走行は危険だからです。それだけ性能が落ちているのです。
私のマルチリンクビームのシルフィもそうですが、トーションビームのクルマって運転してて楽しくないです。だからクルマ離れになったのではないですかね。
まさか肝心のサスペンションがコストカットで安物になっていたとは思いませんでしたよ。呆れましたよ、ホントに。
そうなると今度買うクルマは、5ナンバー車でボンネットが見えて4輪独立系のサスペンションのクルマが絶対条件となります。しかし、今はそんなクルマ殆どないです。あっても1ボックスの商用車位です。
私のもう一つの愛車・アトレーリバーノでは、柔らかいサスペンションなのに車酔いしなかったのもリーフリジットのサスペンションだからだったんです。トーションビームじゃなかったからですね。
このアトレー、もう18年目になるんですが、これに乗り続けるしかないのかなぁー。それしかないのかなぁー。
ではでは。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます