続きです。
「キャンディ・キャンディ」最大の伏線。それはアンソニーの母親とキャンディが良く似ていると言う点です。
キャンディを見て、アンソニー、アルバートがそう語っている。
それだけでは無い。セバスチャンだかゼーゼマンだか忘れたが、アードレー家の執事??もそう回想している。
アンソニーの母親とキャンディとの関係は何か。伏線を3つも貼っている。其れなのに他人の空似で終わるのか。
私は雑誌編集者や整理記者の経験があります。文章に見出し、タイトルを付けて来た。作者はこう言った暈したストーリーで、タイトルにキーワードを隠す嗜好がある。
「キャンディ・キャンディ(中黒の部分はハートマーク)」。どうしてキャンディの名前を2つ並べたのだろうか。
キーワードの1つはツインだと思います。
悪のツインはニールとイライザ。善のツインはステアとアーチ。そして聖なるツインはアンソニーとキャンディ。更にツインはまだ隠されている。
何で主人公の名がキャンディなのか。
最初は主人公の女の子の名にお菓子・飴の名前を付けるなんて、ベタベタで子供騙しのタイトルだと思ったのですが、私が間違っていました。キャンディはお菓子や飴の名前ではない。
キャンディの本名はキャンディス・ホワイト。「キャンディス」とは「美しい白」と言う意味。更にホワイトを付け加えている。「美しい白・白」。其れは神々しい白だと言える。だから「白、白」で「キャンディ・キャンディ」なのか。
キリスト教に置いて「白」は「聖母マリア」や「エンジェル」を示す色です。
キャンディは聖母マリア。しかし、物語にはもう一人の聖母マリアがいる。それはアンソニーの母親・ローズマリー。
ローズマリーは「聖母マリアのバラ」の意味。そしてアンソニーは自分が品種改良した「スイートキャンディ」と言う名のバラの花を贈っている。どちらも白い花。
バラとバラ。聖母マリアと聖母マリア。つまり「キャンディ・キャンディ」はローズマリーとキャンディのツインを示しているのではないか。
そして「キャンディ・キャンディ」の中黒には愛する印であるハートのマークが入る。ローズマリーとキャンディの2人を愛する者と思考される。その者は誰か。
それはアンソニーとアルバートの2人だけ。「キャンディ・キャンディ」と言うタイトルは、アンソニー、或いはアルバートが発したタイトルではなかろうか。
続く。
ウィリアム・アードレー(=アルバート)の側近の
ジョルジュのことですね。
キャンディの緑の瞳に言及していますが、
原作者による小説の中で、
ジョルジュはきっとローズマリーを愛していた、
とアルバートに語らせています。
キャンディは色の白い赤ん坊だったとの記述もあります。
…やっぱり、元々は、伏線だったんでしょうね。
何かの事情で、回収できなくなった。
興味がない人にとっては、全く興味がない話ですから。
でも完結させてくださいねっ。
この記事は神道のカテゴリーで書くべきか悩みました。このストーリーは宗教の根底にある聖婚を題材にしていると思いましたので。
そうそう、ジョルジュでしたね。
私はローズマリーの不倫の相手としてジョルジュを疑いましたが、もしそうであるなら自分の子と思われるキャンディに対して、敬語で回想するのはおかしいと思い、候補から外しました。やはり聖母であるなら、神が夫になる筈ですし。
「キャンディ・キャンディ」は40年以上前の漫画ですから知らない人も多いですし、当時の読者も大人です。心が傷付かないのなら幸いです。
しかし、男は執念深い。男のファンなら激高する人も多いです。
そのアニメの世界の中で生きている。その世界では、キャンディを自分の恋人と想定している。一種の精神病です。精神病は怖いです。