次に「おかめ」です。「ひょっとこ」が風神なら、「おかめ」は水神と考えられます。
まぁーこれ、東北に住んでいれば何となく判ると思うのですが、風神と水神はセットで祀られているケースが多いです。ペアで祀られているのです。つまり風神と水神は夫婦神と考えて良いと思います。
理由は下ネタ満載になっちゃいますので、今回は書きませんけど・・・・・・。
さて「おかめ」が水神であるなら、水神である証明というか、水との関わりがある筈です。
「おかめ」で水関連なら「お亀」、つまり「亀」が最初に浮かびます。まぁーこれ、当たらずも遠かわずです。突き詰めれば「亀」になると考えられますが、「おかめ=お瓶」じゃないかと思うんです。
縄文時代は井戸なんて無かった筈です。。
御井神で考えれば、多分、井戸はスサノオ命が朝鮮半島から持って来た技術と考えます。それまでは当然、川や湖・沼から水を運んで来てた筈です。勿論、水瓶に入れて。
更に縄文式土器って多くが水瓶です。因みに縄は蛇を表します。「綱(ツナ)」の発音も日れ、本の古語では蛇を表します。蛇は水神と言えます。縄文式土器は水神信仰の紋様と言えます。
縄文式土器は7000年前に発生。更に水瓶としての土器は1万2千年前とも1万6千年前とも言われています。そして一番古いのは東北から出ています。
今の所、世界最古の土器が日本の東北地方から出ているのです。
っと言うことは、「世界文明の発祥は日本の東北。だからイエス・キリストが青森県まで修行に来て、十字架にかかりそうになったらまた戻って来て戸来村で死んだのだ」とは言いませんが、水瓶は縄文時代の代表的な文化で、スサノオ命が来る前から水瓶が有ったのは間違いない筈です。当然、天孫降臨前となります。
そう考えると「おかめ」は縄文の水の女神となります。夫婦神なんですから「風神・ひょっとこ」も縄文の神です。
そして「ひょっとこ」の多くは片目。つまり製鉄民族であることを示しています。製鉄で片目を失明する危険がありますから。
製鉄は「ひょっとこ」が風で火を起こして、「おかめ」が水で鉄を鍛える。これは「ひょっとこ」のみならず、「おかめ」も製鉄の神であると言う事です。
スサノオ命が来日する前から日本には製鉄の技術があった可能性もあると思います。
それなのに、その縄文の神である「おかめ・ひょっとこ」が笑われている・・・・・・。
話を戻します。
笑われる神と言えば「アメノウズメ命」が思い浮かびます。アメノウズメ命も女性のピィーを曝け出して踊り、天の岩戸の前に集まった神々に笑われてます。どんな踊りだったかは判りませんが、女性のピィーを出して踊ったとしたら、エッチっぱい踊りだったと推測します。
太陽神である天照大神が天の岩戸に隠れた事で、世の中は暗闇に支配されます。この暗闇は祟りでもあります。これって私、天照大神はスサノオ命に殺されたのではと思えるのです。
そして天照大神は天岩戸から出てきた。これは天孫族によって天照大神は再生されたと考えられます。
では、最初の天照大神は誰だったのか。当然、スサノオ命が来日する前から日本にいた地主神であります。
最初の天照大神はスサノオ命に敗れた。敗れたから蔑まれた。笑われた。そして祟りが起こり、天照大神は天孫族によって再生された。
これって天の岩戸ストーリーの真相なのではないでしょうか。
だとすると、本来の天照大神は笑われているアメノウズメ命のような気がします。つまりアメノウズメは、水神である「おかめ」なのではないでしょうか。
じゃ、「ひょっとこ」は誰なのか。
天の岩戸からアメノウズメ命と一緒に引き出した天手力男命が一番適任じゃないでしょうか。天手力男命は風神・級長津彦命と同神とされていますし・・・・・・・。だとするとアメノウズメ命は級長戸辺命になりますけど・・・・・・。
まあ、アメノウズメ命は猿田彦命と結婚する訳です。猿田彦命は天狗のモデルです。そして天狗は風神でもある。これも「ひょっとこ」に繋がります。天狗や猿田彦命の鼻は男性のピィーを表していますしね。
それに猿田彦命は天孫降臨の道案内と言うか先導役を担っている。これって以前の天照大神を意味している可能性もあると思います。
そう考えると「おかめ・ひょっとこ」の踊りは天孫降臨の地である宮崎県で地主神であった「おかめ・ひょっとこ」を笑うことで蔑み、天孫族の優位性を示す為の儀式なのかも。
つまり、「おかめ・ひょっとこ踊り」で笑う行為は、自分たちが天孫族の子孫であるとしているのかも知れませんね。
私はそんな罰当たりな行為には賛成出来ませんけど・・・・・・・・・。
ではでは。