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シャープ 苦渋の判断迫られ・・・

2015-04-04 | トーションレース&繊維資材



私は、シャープという会社が大好きです・・・

だから、我が家には、シャープ製品が多いですね。


何がそんなにいいのでしょう・・・

それは他社に先駆け、新しい技術で商品を創りだしていく精神が大好きなんですね。

私自身が同じように考えているつもりなので、勝手に近いものを感じているわけです・・・

そのシャープが、今苦戦しているのを見聞きすることが辛くてたまりません・・・

液晶にこだわり続け・・・一度は世界を制覇したシャープが、その液晶により、苦戦しています。

高い技術をもってしても、同業他社との競争・・・これは私達の業界でも一緒なんですが、

技術があっても、事業が行き詰まってしまえば如何もしようが無いわけで、

何とか、シャープに生き残ってもらいたいと心から願っております。


今朝は、シャープの苦渋の選択に関する記事を転載してみようと思います。

~以下、4月4日読売新聞朝刊より抜粋~

シャープ 液晶分社化協議
 スマホ向け 資金調達拡大狙う
 経営再建中のシャープが、スマートフォンなどに使われる中小型液晶事業の分社化に向けて主力取引先銀行と協議していることがわかった。シャープや銀行団は今後も液晶を基幹事業と位置づけている。中小型液晶はスマホ需要の伸びで高い成長性があり、分社化すれば社債の発行などで成長に向けた資金を確保しやすくなる利点がある。世界をリードしてきたシャープが液晶部門の分社化に踏み切れば、歴史的な転換点となる。

 銀行団との協議で合意すれば、5月に発表する経営再建策に盛り込む。

 シャープは亀山第2工場(三重県亀山市)などで液晶を量産し、世界有数の技術を持っている。だが、シャープ本体は経営再建中で、十分な資金が確保しづらい。ライバルとの投資競争で劣勢と強いられるとみられていた。

 このため、液晶事業を子会社として分社化し、社債の発行や、他社からの資金調達により、設備投資への余力を維持する案が検討されている。

 早やければ今年度内にも分社に踏み切る可能性がある。分社化は他社との経営統合や提携も見据えやすくなるため、将来的には液晶分野の業界再編につながる可能性も浮上してきた。

 シャープは1973年、世界初の液晶表示の電卓を開発した。液晶のカラー化、大型化を進め、2000年代には、テレビの画面をブラウン管から液晶にいち早く切り替えるなど、技術面で世界をリードしてきた。

他社と提携
戦略も視野
 シャープが中小型液晶時事業の分社化に向けた協議を進めるのは、本体で液晶を抱えていては将来展望が描きにくくなっているためだ。液晶事業は中小型で世界シェア(占有率)1位を争う高い技術を持つが、同業他社との競争が激しく、経営悪化の一因となった。勝ち残るために投資を継続できる体制が必要だ。分社化すれば、他社との提携など攻めの戦略もとりやすくなる。

 銀行団は「シャープ本体が抱えていては、いずれ立ちゆかなくなる」との見方を強めている。シャープにとって液晶は「会社の顔」なだけに経営陣は厳しい判断を迫られている。

(経済部 金島弘典、杉山正樹)

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