簡単に記すと、以下の通り。
目標4万人と設定しました。しかし、結果的に数百人しか合格できず、しかも大半は帰国して、今現在日本に残って活躍しているのは200人程度です。
これが安倍政権の失策の一つです。勘の良い方はもうお分かりでしょうが、少子化による人手不足改善の一環として新たに作られた「特定技能研修実習生」制度の結果がこれなのです。
目標達成率が5%というあまりに明白な失策でした。十分批難に値すると思います。しかし、この既に公表されている結果に対して、野党が安倍政権を批難したとの報道は寡聞にして聞いておりません。新聞やTVが十分に報道している様子もありません。
野党は、マスコミの支援がなければ政権批判ができないのでしょうか。
バカらしいことに、未だに桜がどうだこうだと騒いでいます。どうも野党の議員様の頭の中がよく分かりません。これほど明白な安倍政権の失態を、批難もせず、傍観している愚かさが、私には理解不能です。
少子化と働き手不足に悩む現場の苦労なんて、野党議員様には興味がないようです。まァ、前からそうでしたが、彼ら野党議員は、政権与党の座にあった時でさえ、国民の声に無関心でした。
彼らが民主党時代にやろうとしたのは、霞が関の官僚作成の法案を国会に通すことを除けば、長年有権者からそっぽをむかれていた彼らの願望を実現しようとすることだけでした。
だから民主党政権は、有権者からの支持を失ったのです。
長年、日本を支配してきた自民党政治からの変革を願う国民の声に便乗して、万年野党は民主党政権を立ち上げました。でも、多数の有権者の声は無視して、長年彼らを支持してきた少数の有権者の声ばかり聞いていました。
だから民主党政権は、有権者からの支持を失ったのです。
野党に墜ち、分裂し、党名を変えても、彼らは自分たちの失敗の原因を直視しようとしませんでした。本来、特定技能研修実習生制度は、人手不足に悩む中小企業の救いの手になるはずだったのです。
でも、野党の議員様には中小企業の悩みなんて興味がないのですね。彼らはよく弱者の味方面をしていますが、本音は違うことが良く分かります。
私は安倍政権の外交面での実績を評価していますが、国内政策については失策が多く、とても満足できません。でも、その失策を突くことも出来ず、バカを繰り返す野党にはまったく期待を抱けません。