ヌマンタの書斎

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ホワイト国再指定

2023-07-03 09:43:51 | 社会・政治・一般

情けないとは思うが、致し方ないと諦念もしている。

南コリアの前大統領とは異なり、現行の大統領は西側というかアメリカ側に付くことを明言している。コリアの民は歴史的に約束とか契約を守らない性質なので、どうせ絶対に裏切ると思う。

アメリカだって散々苦渋を飲まされているはずだが、明白に西側寄りを宣言したことに対する褒賞は必要だと考えたのだろう。でも自分の財布から支払うのは嫌だ。こんな時に便利なのが、敗戦国である日本である。

おかげで当初は南コリアに冷淡な姿勢を示していた岸田政権は、いつの間にやらホワイト国再指定を言い出した。私はてっきり通貨スワップをまず先に締結してやるのかと思っていたが、どうも両方ともやるらしい。

一ドル1300ウォン(南コリアのローカル通貨)があの国の経済破綻直前の黄色信号だと思うので、ここで破綻されるのは些か迷惑なのも確か。日本には必要のない通貨スワップも、脆弱な国家経済を外国に支えてもらえねばならない屈辱を、未だに国民に周知できないあの国の政治家、マスコミが一番悪い。

それを慮って、我が国のマスコミも事実は伝えず、両国の友好の証だと抜かす(アサヒ、お前だよ)。ホワイト国再指定はされたものの、イランや北コリアに核兵器製造に必要なものは売らないと信じたいけど、どうなることやら。

ただ一応指摘しておくと、今回の通貨スワップは100億ドル。前回の七分の一程度の規模であり、南コリアの希望は1000億ドルだったから、いささか中途半端。岸田はこれで米韓両国にいい顔して済ませたのかな。で、ホワイト国指定は本当に大丈夫なのか。多分、裏でやらかすと思うけどね。

おかしいのは日ごろ、反核兵器運動に熱心なマスコミ様や文化人、政治屋どもがダンマリを決め込んでいること。どうも核兵器が拡散することに同意していると思われても仕方ない。まぁ、この手の善人ぶりっ子は、核兵器廃絶を訴える私って素晴らしいでしょ、とアピールしたいだけでしょう。

ちなみにアメリカは、南コリアに親切ぶってはいるが、欲しがっているF35B(空母用)の輸出は拒否しているし、切望している原子力潜水艦についても相手にしていない。バイデン大統領は、日本を利用して支援はするが、自国の財布からは支援したくないご様子。

アメリカに逆らえぬ敗戦国は辛いねェ。

コメント
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