今少し注目して欲しいのが現在開催中の女子サッカー・ワールドカップ大会だ。
オーストラリアとニュージーランドの二か国共催であり、我が日本代表は現在Cグループで予選突破を狙っている。所詮はいろんな意味で強豪ザンビアに5-0で大勝。
続く二戦目は男子も敗れたコスタリカである。この試合に勝たないと決勝トーナメント進出は厳しい。何故なら三戦目は女子サッカーの強豪スペインだからだ。
かつて伝説的とも云える名選手であった沢穂希を有した日本女子代表は、難敵アメリカを倒して女子ワールドカップで初優勝を遂げている。だが、その後は大野、宮間、大儀見らの奮闘むなしく芳しい結果は出せていない。
女子サッカーのプロリーグも人気は低調であり、アメリカのプロリーグは廃止。ヨーロッパで細々とプロリーグが行われている。その欧州のプロチームで活躍しているのが、長谷川唯選手だ。
長谷川選手のプレーは観る価値のあるものだと思っている。本来はボランチのポジションなのだが、技術が高くゲームセンスもよく、得点に絡む好プレーが多い。特にターンの技術は高く、クライフターンはもちろんマルセイユルーレットもお手の物。それを国際試合でやってのけるから面白く楽しい。
女子サッカーがあまり人気がない理由の一つは、プレーに迫力がない、パワーがない、技術が低いなどと云う人もいるが、私からすると長谷川の繊細にして大胆なプレーは十分に観る価値があると考えている。
引退した沢穂希は別格だったが、長谷川選手は大野に匹敵する名選手だと思う。ワールドカップは現在の女子サッカーの日本の位置を証明する絶好の機会なので、是非とも見て欲しいと思います。
追記、コスタリカに勝利して決勝トーナメント進出を決めました。さて、どこまでいけるか楽しみです。