私は実利主義だ。
役に立つのならば、国会議員はもちろん首相や大臣だって女性で構わない。でも、あくまで有能ならばの大前提である。ぶっちゃけた本音を言わせてもらうと、あれだけ馬鹿な男性の国会議員や大臣がたくさん居るのだから、女性にだって十分務まると思う。
ところが不思議なくらいに女性の政治家は増えていかない。現在でも2割に達していないと思う。この結果により、一部のお方々から日本はジェンダー差別が著しいとの非難の声が上がっている。一部のマスコミも声高に同調する。
だが立候補者名簿を見れば分かるが、都下の選挙区だと過半数が女性候補だったりする。しかし投票の結果は無慈悲で、当選するのは男性のほうが多い。私自身あまり女性候補に投票した記憶がない。だから女性差別だと非難する声が上がるが、私はいささか懐疑的だ。
あくまで私自身の判断だが、私が女性候補に投票しないのは、その言動に共感しかねるからだ。消費税反対で盛り上がっていた頃、台所感覚を国会にと勇ましく論戦を張った女性議員たちの惨状が忘れられない。膨大なデーターと良くまとまった官僚の作成した資料に太刀打ちできず、いつの間にやらその声は小さくなり、有権者への説明は官僚の作成した資料を頼りに言い訳するだけ。
すべての女性議員がそうだとは言わないが、呆れるほどにおバカな女性議員は珍しくない。それと正直言えば、男性、特に松下政経塾出身者に勉強は出来るが、頭は悪いバカが多いのは特筆しておきたい。また二世議員、三世議員にもお笑い芸人かと言いたくなるほどのおバカが珍しくない。
世の中、なにが質が悪いかといえば、真面目な馬鹿ほど手に追いかねる。おい、ポエ次郎、お前だ、お前。最近は呆れたのか、マスコミも報じないし、奥さんに灸をすえられているのか知らないが、たまに横須賀の街頭演説を聞いたら、馬鹿はまだ治っていなかった。
最近だとIT馬鹿と化したK野だろう。役人の言いなり人形と化しているのは分からんでもないが、自分で考えて発言させると馬鹿が露呈する。
本題の女性議員だが、はっきり言ってしまうと私が一票を投じるに値すると判断できた人は、現時点ではいない。私はこれが信じられない。仕事柄、女性経営者に会うことは珍しくない。多少個人差はあれども、優秀な人が多く、馬鹿な銀行員の口車にも乗らず、固く堅実な経営手腕を発揮している。
水商売関係を別にすると、私は女性経営者の会社の倒産事案を扱ったことがない。少し冒険心が足りないと言いたくなるほどに健全経営をする人が普通だ。むしろ男性に無謀な経営者が散見されるのが実情だ。
だからこそ、何故に優秀な女性議員が出てこないのかが不思議で仕方ない。私の経験上、男女差別を言い訳にする女性で優秀な人を見たことがない。むしろ男性を強かに操るような賢い女性経営者がけっこう居るのに、何故に政治の世界には出てこない。
冒頭のグラフは、女性政治家の割合の多い国順で並んでいるが、上位の国で国家として優秀だと思える国、ありますか?ニュージーランドは微妙だけれど、他の国は国家財政が怪しく、不正がまかり通るような国ばかり。
この資料をもって、日本の政治は遅れていると主張する馬鹿がいるから信じ難い。
私は女性を低く見下す男性が実際に相当数いることは認めている。しかし、それは甘えに過ぎないと考える。今後日本人は人口が減少する。経済力も低下し、行政の役割も機能不全を起こすほどに人口が減っていく。
そうなった際、男性だから、女性だからなんて価値判断基準が通用すると思いますか。女性を活かすことが出来ず、男性をも鍛えることが出来ず、男性優位という幻想に甘える以上、日本の失墜は確実だと思います。