入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

        Ume氏の入笠 「夏」 (32)

2015年08月08日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

   ノコンギク?                                               Photo by Ume氏

 8月に入ったら晴天が続く。下界の人々は炎暑に音を上げているようだが、ここはそんな日は一夏せいぜい4,5日あるかないかで、短い夏は終わってしまう。一時の涼しさを求めて都会を離れても、すぐにまたあの残暑酷しいコンクリートの立ち並ぶ人工の街に戻らねばならない。そういう人たちのことを想うと、かつての自分もそうであっただけに、その大変さが分かる。
 確かに地球は温暖化という深刻な問題をかかえている。ただその原因が、二酸化炭素に起因するだけなのか、それとももっと別な、例えば太陽の活動変化、などという空恐ろしいことが秘かに起きているのだとすれば、現在の科学力では対抗する術はないだろう。誕生から46億年、壮年期の安定した太陽と言われていても、何らかの微妙な変化だけで簡単に、SFの世界が現実に起こりかねない、起こりうる。すぐ近くに見えていても、光の速度で8分もかかる遠い巨大な太陽の安定した活動を、人類はただ祈るしかない。炎熱に耐えながらでも。
 
 11日には牛の中間検査があり、第1牧区と第4牧区の牛を検査場に入れて、1頭づつ妊娠、感染症の有無、防疫処置や体重の測定などを行う。それが済めばまた2カ月、放牧場での暮らしとなるが、草の状況によっては、別の牧区に移すことも想定しておかなければならない。これからは、これまでのような草の生育は期待できなくなるし、秋の長雨や台風のシーズンも待っている。難しい季節になってくる。

 今日、芝平の谷で一つの慶事があった。法華道の諏訪神社口に立派な古道の石碑が建ったのだ。これで今まで以上に、法華道を実際に歩いてみようとする人が出てくるのではと期待される。詳報は明日。

 入笠牧場の宿泊施設及びキャンプ場の営業に関しましてはカテゴリー別の「H27年の営業」を、また牧場からの星空に関心のある方は「入笠牧場からの星空」をご覧ください。
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