
Photo by Ume氏
昨日のブログで、季節はすでに秋に向けてのカウントダウンを始めたと告げた。日中の気温は上がっても、風の渡る高い澄んだ大気は、その暑さをあまり感じさせない。
キャンプ場にもいろいろな人がやってきてくれたが、こうしてブログで入笠牧場の宿泊施設や、キャンプ場の営業について広報宣伝していて勝手なことを言うようだが、来てくれた人たちがのんびりと寛いで、楽しんで帰ってもらうには、今の数くらいでよいという気がする。テント数は10張り、キャンパーの数は30数名だろう。
最近のキャンパーは下界での生活をこういう場所にも持ち込もうとするから、どうしても広いスペースが必要となる。タープ、椅子、テーブルはいまや必携品となっているようだ。薪を集め飯盒で米を焚いたり、狭いテントの中で着火の悪いストーブに苦労したりしていたころとは、隔世の感がする。今では、直火を燃やすことができるキャンプ場は少なくなっているようだが、榾火(ほだび)を眺めながら、山の夜を過ごせないのは気の毒というだけでなく、野営の大事な要素が一つ欠けてしまったように思う。
今日のキャンプ場にも、犬を連れ込んでいる人が大半で、これも大きな変化だと言えるが、果たして好ましい傾向かはいろいろな意見があろう。
何という意地の悪い天気だったろう。ようやく晴れたが、Y先生率いる高校の天文部9名は3泊して今朝帰った。かんと、TBI組は今夜こそが勝負の夜と決め、星の海へと旅立つ。8時になったら、TBI氏の新調した望遠鏡で、土星を見せてもらうことになっている。
入笠牧場の宿泊施設及びキャンプ場の営業に関しましてはカテゴリー別の「H27年の営業」を、また星空に関心のある方は「入笠牧場からの星空」をご覧ください。