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わし星雲(上)とオメガ星雲
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アンドロメダ大銀河
地球から月までは、光ならカッチンで着くのに、地球から太陽までの距離(約1億5000万キロ)となると8分以上もかかり、すぐそばに見えているようで太陽は意外に遠い存在だということを以前に書いた。その太陽を中心にした太陽系を10センチに凝縮すると、直径約10万光年の大きさのわれわれの天の川銀河は、北海道の面積を幾分凌ぐ大きさになるという比較を、「ハッブル宇宙望遠鏡がみた美しすぎる宇宙」〈=宝島社)」で読んだ(概略)。宇宙の広大さを考えるとき、これでもピンとこないかも知れない。
今日のかんと氏の天体写真アンドロメダ銀河までは、同書では230万光年としていた。この写真も、230万年という膨大な時間をかけてようやく届いた光をキャッチしたものだ。ちなみに、アンドロメダ銀河がわれわれの銀河の外にある天体であることを発見したのは、アメリカの天文学者エドウィン・ハッブルで、それほど古い話ではない。
今月号だか、前月号だったか科学雑誌「ニュートン」は、そのアンドロメダがわれわれの銀河系に向かって超高速で接近中であることを特集していた。書店でチラッとその表紙が目に入ったが、ページを開く気にならなかった。このごろでは、そういうことはどうでもいいと思うようになった。ウン10億年後の、太陽すらどうなっているか分からないような途方もない未来のことよりか、もっと情緒的に美しい秋の星空を眺め、どうしたらあんな奇妙な名前を星々に付けたのか、できたら遠い時代の羊飼いを相手に、空想の会話でもしてみたい。
第1牧区へ行ったら、山桜の葉の色が早くも黄ばんでいた。近くの森の深い緑の色にも、何となく秋の気配がするようになってきた。
熊出たとかぁるく牛守話す秋 TDS
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