権兵衛山上空の茜雲
先程パラと来たが、それで気温も下がり、5時を少し回ったところだが21度、いい風も吹いてくる。日没までにはまだ大分時間はあるが、ここら辺りはもう夕暮れのような気配がしている。キャンプ場のO夫妻は、夕餉の準備を始めたようで、薪の燃える音がここまで伝わってくる。
忙し気に鳴く鳥の名前は分からないが、そろそろ寝支度でも始めようとして、その前の一時、今日の鳴き納めでもしているのか、つられてウグイスまでがにわかに鳴き出した。
そろそろ第4牧区の牛たちは水を飲みに下りてきそうなころだ。日中は少しでも涼しい場所にいたいのだろう、この頃は小入笠の頂上付近にいることが多く、ためにこちらは毎日エッサカ、ホイサカ上り下りしてはご機嫌を伺う日々。
その点第1牧区の牛たちには近くまで車で行ける。雷電さまの涼しい場所で反芻をしていても、呼べばそれなりの反応を見せながら塩くれ場までやってくる。
ヤマハハコ Photo by Ume氏
落葉松の皮むきをすると、樹皮から細くて短い針のような繊維が服に付着して、後からチクチクする。今日は5,6本もその作業をやったから、夕焼けを見にいくべきか、それより先に風呂に入るべきか、迷っている。
権兵衛山の茜雲とUme氏の相変わらずシャープな花の写真とではミスマッチかも知れないが、Ume氏には今日は助っ人役ということでご理解をお願いしたい。
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