本日は天気予報の通り山は雪。午前9時の段階で積雪3センチ、気温マイナス5度。その後昼になっても気温は上がらず、ただし雪は曇り空に舞う程度で、これ以上積もることはなさそうだ。
ずっと気に懸けていたことだったが、ついにこれだけ雪が降ったとなると、鹿にいくら給餌を続けてもその誘引効果は疑わしくなる。多くの鹿が、里へと下りてしまうことが考えられるからだ。実際、ここへきて帰宅途中の夜道で、鹿を目撃する回数が増えた。それも、大ダオ(芝平峠)よりもさらに下った芝平地区や、荊口地区において多い。
監視カメラは、2日の夜から翌日の朝にかけてまでは鹿の姿を捉えているが、昨夜は写っていなかった。爆音機は30日の夜から作動していたから、ということは音に対しては馴化が進んでいたことになる。が、それだけでは不十分だ。昨夜の鹿の行動が記録されていないことも気になるが、鹿の行動パターンを夜型から昼型に移行させるという肝心なことは、充分にできないうちに雪が降ってしまった・・・。
それでも、予定通り「誘引狙撃法によるニホンジカ捕獲」は実行される。幸い明日から天気は回復の予報だ。そうなれば、この雪でも残留している鹿はいるだろうから、期待はまだ捨てないでいたい。
なお、詳しい日時や場所などについて敢えて曖昧にした。何をおいても現場の静穏を保持しなければならないためで、もしも見物人などが来たら困ることになる。何卒ご理解のほどを。
今日の写真、今朝写した1枚だが、少しは冬の山の寒さを伝えることができただろうか。かなり風も吹いて、体感温度はマイナス5度よりも低かった。どうも昨夜は急激に気温が落ちたようで、雨が凍り切らないうちにその上に雪が降ったらしい。こんな天気でも、山の中で伐採や林道工事に携わる作業者の車が付けたのだろう、牧場の北門手前までは轍が何本か残っていた。
かんとさん、了解しました。暖かくしてお出でください。Nさん、また鹿のことは書きますが、今日はこんなところで。
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