入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     「冬」(21)

2015年12月25日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 あまり天気は良くないが、それでも柔らかい冬の日が部屋まで入ってきている。柿の実が残らず落ちてしまった木にはもう用はないのか、百舌鳥の姿はない。
 有難いことに、ブログを読んでくれている人の数が落ちない。とあらば、このブログの本来の目的である入笠の、広報宣伝を続けていかないという手はない。調べてみると昨年の今ごろは、昨日も触れたキクのことで忙しかったが、それなりにブログも上げていたことが分かった。

 それにしても、初めて年末年始の営業を試みんとしたのに、申込者ゼロには泣き笑いした。積雪があまり期待できない場合は当然取水の問題が起こるから、その手当もした。ストーブも1台増やした。石油はドラム缶1本他を上げた。にもかかわらずこういう結果になった。あたふたと、あれこれのことに気を回していた自分の姿を思い出して、また笑う。今冬はまだ2組の申し込みだけだが、延べにすれば60人くらいになる。どちらのグループも昨年も来てくれた。2月中旬のお馴染み「みろく山の会」の場合は、今年も連泊となる。
 個人的には元旦にどうしてもはずせない里の用事があり、これで気が楽になった、とは言える。ただ年越しは上でしたいと思っている。恐らく今年は、車で上まで行くことができるだろう。
 何故頼まれもしないことを、と聞かれることがある。それは当然あなたに、時代遅れの山小屋に泊まり、深い雪の積もった森閑とした森の中を歩いてもらいたいからだ。厳冬の夜空の神々しいまでの星々を眺めて欲しいと思うからだ。北原のお師匠にしても、やはり個人的には何の利益にもならないことを承知で、10年以上も法華道を守り、毎年幾度となく案内や草刈の労苦をこなしてきた。とても師には及ばないが、通底するところが少しはあると思っている。
 やがては、牧場も山小屋も変貌を余儀なくされるだろう。だからまだ古い時代の面影の残っている今のうちに是非と、誘いかけている。Merry Christmas。
 
 入笠牧場の宿泊施設及びキャンプ場の営業に関しましてはカテゴリー別の「H27年度冬季営業」を、また天体観測に関心のある方は「入笠牧場からの星空」をご覧ください。





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