入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     「冬」 (8)

2015年12月06日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


  稀にだが、牧場の管理棟に財布を忘れてみたり、何か突発的な用事で現金が必要な時がある。そういう時のために5万円ほどの現金を、家の某所にしまっておくようにしていた。ところが、その某所がどこだったか分からなくなってしまった。
 このごろ、こういうことがよくある。まあ、性格もあるが、老化の一種と思うしかない。
 それでしまい忘れた金のことだが、最初目途を付けていた机は、中の全てをひっくり返しても出てこない。捜索の範囲を拡げればひろげるほど、記憶は漠とするばかりで、その代わりに古い写真、手紙、書類、親に金を無心するために書きかけた手紙などなどが、時代も内容もごちゃまぜになって出てきた。そしてその中には、いまではどうしているかも分からない、懐かしい人の手紙も数通あった。
 イヤー感動、玉手箱のようなものだ。この冬の休みの間に、タイムマシンにでも乗った気分でそれらを一度だけ、開けてみようと思う。そしてそれが済んだら、遠い昔の自分や懐かし人たちにあばよを告げて、みんな燃やしてしまおう。そう身軽になって、あの老人、浦島太郎の後を追うのだ。クク。

 昨夜は期待はずれだったが、今朝、誘引場所近くで6頭の鹿を確認できた。また、雷電様の下で、恐らく今年最後になるだろう大型の雄鹿を捕獲した。彼は冬ざれた森の中で、自分の運命を悟ったかのように落ち着いて見えた。
 昨日から、富士見パノラマスキー場がオープン。Kさん、忙しい時に、ありがとうございました。

 入笠牧場の宿泊施設及びキャンプ場の営業に関しましてはカテゴリー別の「H27年度の冬季営業」を、また天体観測に関心のある方は「入笠牧場からの星空」をご覧ください。



 
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