入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     「冬」 (17)

2015年12月17日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


  昨日の今頃は帰りのバスの中で、久しぶりに行った江戸の余韻を引きずっていた。ところが今日は、雪の舞う標高1800メートルの山の中で、小屋仕舞いに忙しかった。慌しく時間が流れる。
 北門の少し手前、「樺の平(かばのたいら)」からさらにずっと先まで、林道工事が続けられている。その作業者の通った車の轍を右手に見送れば、そこから先、牧場に通ずる道路は誰も通った跡がなく、その新雪の上に少し遠慮しながら車を乗り入れる。積雪はそれほどでもなく、牧場に入ると積もった雪の上に枯草が覗いていた。遠くの林は細い枝まで雪に化粧されて、寒空の中に秀麗な姿を競っていた。冬の山だ。
 第2牧区へのゲートを施錠し、ハウスの戸締りを冬季向けに強化し、大型囲い罠の二カ所のゲートを解放し、管理棟の戸締り、ガスの元栓・・・などなどを終えて、遅い昼飯をマナスル山荘の本館で済ませた。
 帰り、「山奥の学者」の家に鹿の肉を届けに立ち寄り、奥方も一緒に今冬の入笠の計画など話した。T氏は一見ひ弱に見えるがどうしてどうして、山スキーからアイスクライミングまでこなす人で、古い蔵の前に「補強のため」と言って、最近の仕事だろうクライミングの・・・、アレッ何て言うのか言葉が出ない。うーん駄目だ、ともかく、練習用の”アレ”まで自作したようだ。還暦は過ぎているはずなのに、元気なこと。

 F/C N殿、正解でござる。ただし9階でござった。何だか愚生にできることなんぞ、はて?かんと殿も双子座流星群、肉眼で100以上とは、それこそ貴殿の熱意と、入笠牧場の実力でござる。みんな知らず、気付かず。

 一応、年末年始の申し込みは12月20日までで終わりといたします。なお元旦、管理人はどうしても外せない用事で山を下りますが、遅くも翌日には再度上がります。ご承知おきください。
 入笠牧場の宿泊施設及びキャンプ場の営業に関しましてはカテゴリー別の「H27年度冬季営業」を、また天体観測に関心のある方は「入笠牧場からの星空」をご覧ください。

 
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