牛も青空が恋しいだろう。
昨夜、上に泊まる。そして今夜もその予定。早朝から伊那市の広報が企画した撮影が予定されていたためだが、まるで嫌がらせをするように、雨。
久しぶりに訪れた埼玉県のOさん夫婦も、1日予定を早く切り上げて撤収の準備を始めた。この後、明日から毎年来てくれるボーイスカウト、そして月末にJALNECが来れば、8月の団体の予定は終わる。個人の予約は〝噂の″かんとさんなど届いているが、山場は越したと見てよいだろう。
この独り言のタイトルもいつまでも「夏」にしておきたくはないが、そうかといって「秋」とするには実質はそうでもさすがに早い気がして、この長雨の止むまで待とうと思っている。
そういえば先日、久しぶりに松倉の集落を通ってきたら、道路の脇の毎年目にする場所にはすでにコスモスの花が咲いていた。この花はもう少し季節が進んで黄道がもっと南に傾いてから、白ぽい光の中で揺れている姿が一番似合うと思う。あの集落のように背景は黄金(こがね)色した稲田と、色づきかけ森なら、さらに文句はない。
昨日は戦後72年目の終戦記念日だった。戦争の体験をいろいろな人から聞き、また読みもした。遠い昔のことと思っていたが、あの人たちにとってはつい昨日の出来事のように記憶されていたのだと、今ならそれが分かる。戦争を体験しない幸福な時代に、幸福な国に生まれたが、昨今の武力対武力の世界の状況は、中世とあまり変わらないのではないか。
妖精の代理さん、音信多謝。いつか本当の妖精になってあの森へ帰っておいで。
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