上に泊まると朝が早い。昨夜で3晩、今朝も5時起床、気温は17度、曇り。すでにキャンプ場のトイレ、小屋の掃除をほぼ終えた。
昨夜の8時過ぎ、2日目の撮影が終了し、長い1日が終わった。その様子の一端は、こんなふうにしか紹介できないが、右手の大木の背後で「水の精」が、懸命に演じていた。その中でも、その役を演ずる女子高校生が突然、小黒川源流の冷たい水の中に横たわったのにはびっくりした。かなりの間、じっと寒さに耐えていたのにはつくづく感心した。彼女は素人で、あんなことは初めての体験だったに違いない。
「森の妖精」、「水の精」と、幻想的な映像を求めた撮影が続いた。
また、濃い霧が流れ出し、雨は止まない。囲いの中の牛は時折考えあぐみ、また草を食べ続けてる。終日、ああまで草を食む姿ばかりを見ていると、習性は残酷にさえ思えてくる。ただひたすら食べ続け、何も分からないうちに牛の短い一生が終わる。
雷鳴も聞こえてきた。地球はどうなってしまったのだろう。キャンプ場にはボーイスカウトの団体と、毎年やってくる2家族がいるが、この雨の降りようではどうしようもないだろう。雲の動きを見ると、夕方になって少し回復するが、その後は期待できない。
こんな天気ばかりの日々、それでも昨夜、撮影隊の労をねぎらうかのように短い時間だったが、夏の星座が頭上に現れ、皆を喜ばせた。天の川を初めて見たという人もいれば、「プラネタリュウムのようだ!」と、本末転倒な叫び声を上げる人もいて可笑しかった。
品川のI藤さん、座卓は大変に気に入って使わせていただいてます。わざわざありがとうございました。
キャンプ場及び山小屋の営業内容につきましては、「H29年度の営業案内」と「続H29年度の営業案内」を参考にしてください。