ようやく青空が現れ、日が射すようになった。何日ぶりだろう。しかしこの天気も、夕方にはまた崩れるようだ。気を持たせるような天気がいつまで続くというのか。
キャンプ場の方から、ボーイスカウトの子供たちの無邪気で元気な声が聞こえてくる。まだ余裕のある幕営地Cを独占して、何がそんなに可笑しいのか笑い声が絶えない。この団のリーダーの中には、45年以上も来ている〝主”のような人もいる。今夜が最後の夜になる。ここには夏は来なかったが、彼ら彼女らには、ひと夏の良い思い出ができただろう。
この団は、なぜか知らないが弓矢作りが盛ん
この子たちはB幕営地のキャンパー
新しく入れ替わって2組、その中には3家族からなる10人、小屋とテントに分散して宿泊するK井家がいる。全員集合とならなかったのは、只今例の露天風呂で入浴中の親子がいるから。
何度でも書くが今年、入笠に夏は来なかった。来る途中できょうもコスモスの花を見たし、栗や胡桃が山道に散らばっているのも目にした。山裾に広がる稲田も少しばかり黄色く色づき出し、重みに耐えられなくなった稲穂が垂れ始めた。そこまで秋が忍び寄ってきている。山々が秋色に染まるのも、キノコが話題に上るようになるのも、もうすぐだろう。
I上さん、わざわざ来ていただきながら留守をして済みませんでした。差し入れ有難く頂きました。
キャンプ場及び山小屋の営業内容につきましては、「H29年度の営業案内」と「続H29年度の営業案内」を参考にしてください。