入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’22年「冬」(44)

2022年03月01日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 きょうから3月。天気は崩れるらしい。暖かな日差しは期待できず「春は名のみの風の寒さよ」か。そんな天気の中、昨日に続ききょうも落ち葉焚きをした。燃える火を眺めていれば、人は時間の経過も忘れて不思議なほど無心になれる、飽きない。何か考えていたとしても火の燃え加減の方を優先して、すぐそちらに気を取られてしまう。
 今年は待ち望んでいたユキワリ草は無理かと半ば諦めつつも、よく目を凝らすと、緑の葉の根元に薄桃色の蕾らしきものが見えた。遅ればせながらも自然の、というのか、この野草の律義さを喜んだ。そのうちに花を咲かせるだろうが、今年の春は梅の花が早いか、それともユキワリ草か。



 そもそもの話は北原のお師匠からの電話で始まったのだが、きょう、思いがけずも高遠の名刹・遠照寺の住職と会った。知らなかったが、古道法華道の案内図を作る計画があり、それに対し伊那市からも予算が付き、作成に当たり同住職がご苦労をされているらしかった。
 そういえば、北原のお師匠の家に住職が何度か訪れ、法華道についていろいろと尋ねられたという話は聞いていた。しかしそれが、この案内図の作成にあるとまでは思い至らなかった。入笠の伊那側については行政にも考えてほしいことは多々あったが、残念ながらあまり耳を傾けてもらえず、やはり、しかるべき人でなければ腰の重い行政は動かないのだと改めて知った。
 入笠の伊那側には、歴史的な価値のある所は他にもある。法華道もそうだが、しかしそれらが果たしてどれほど一般の人たちに興味、関心を持って貰えるかまではよく分からない。それでも一個人としては、あるいは牧場管理人としては、あの自然が今のままずっと存続していってくれればそれでもいいと思っている。

 ロシアに対する強い経済制裁が行われ、それに対する国民の不満が高まれば、強権体質の為政者にも影響し、変化が起こるのではないか、という希望的な観測がある。
 ただし当然、制裁をかける側にも相当の苦難が待ち受けることになる。しかも、かける側は多数の国で、それぞれに様々な事情を抱えている。そんな情勢下、燃料や食物が値上りすればたちどころに騒ぎ出し、各国の結束は乱れてしまわないかと案じてしまう。
 本日はこの辺で。

 

 
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